
ルーレットは確率のゲームです。そのため各賭け式によってどのぐらいの的中確率があるのかは、簡単な計算をすることによって求めることができます。
同様に連続して的中する確率や、連続して外れてしまう確率も計算によって求めることが可能です。
今回はアメリカンルーレットに的を当て、アメリカンルーレットの確率の詳細を解説していきます。

今日はアメリカンルーレットの確率に解説していくよ!
よろしくお願いします!

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もくじ
アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットの違いとは?

アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットの違いは、グリーンの0にあります。
アメリカンルーレットは0と00の2つのゼロがあるルーレットですが、ヨーロピアンルーレットにゼロは1つしかありません。
つまりホイール上に配置された数字の総数が38個のアメリカンルーレットに対して、ヨーロピアンルーレットは37個です。
この事からアメリカンルーレットは、ヨーロピアンルーレットよりも少しだけ勝ちにくいルーレットですね。
▼ヨーロピアンルーレットについての確率や詳細は以下をご参考ください。
>>ヨーロピアンルーレットの確率、配当、連勝確率、連敗確率について解説!
インサイドベットとアウトサイドベットの出現確率の計算方法

アメリカンルーレットも賭け式を大きく分類すると、インサイドベットとアウトサイドベットに分類できます。
インサイドベット
ストレートアップ、スプリットベット、ストリートベット、コーナーベット、ダブルストリートベット、ファイブナンバーベットの6種類の賭け式があります。
アウトサイドベット
アウトサイドベットにはコラムベット、ダズンベット、レッドブラック、オッドイーブン、ハイローの5種類の賭け式があります。
出現確率の計算方法
計算方法
計算式:出現確率(%) = (1つのベットでカバーできる数字の個数) ÷ (全ての数字) × 100
例えば、6つの数字をカバーするダブルストリートベットを行った場合、その出現率は6÷38×100という計算式で導くことができます。
38という数字は、アメリカンルーレットのすべての数字の数です。そして6という数字はダブルストリートベットがカバーする数字の数のこと。
つまりダブルストリートベットの出現率は約15.8%。このように簡単な計算で、各種賭け方の出現率を求めることができます。
アウトサイドベットの特徴と出現確率について

アウトサイドベットは、数字に直接ベットをする賭けを行うエリアではありません。色や列などグループ分けされた対象に賭けを行うエリアです。
アウトサイドベットは多くの数字をカバーするベットなので的中する確率が高いです。
ただ、的中する確率が高いので的中時の配当が低いという特徴もあります。
それでは、アウトサイドベットの各賭け式の出現率について計算式を交えながら詳しく見ていくことにしましょう。
レッドブラックとオッドイーブンとハイローの出現確率

配当 | 2倍 |
確率 | 約47.3% |
レッドブラック、オッドイーブン、ハイローの3つの賭け式は、ベットエリアの手前側、最下段にベットエリアが配置されている賭け式です。
賭ける場合には、該当ベットのエリア内にチップを置けば賭けが完了します。
いずれも18個の数字をカバーする賭け式のため、出現確率の計算は「18÷38×100」という計算で行うことができます。
それぞれが約47.3%の出現確率であることが求められます。的中すると賭け金額の2倍の配当が得られます。
ダズンベットorコラムベットの出現確率
▼ダズンベット
▼コラムベット
配当 | 3倍 |
確率 | 約31.5% |
ダズンは1~12、13~18、19~36のそれぞれ12個ずつ数字をグループ分けしたものです。
ベットエリアは1st-12・2nd-12・3rd-12と区分けされたエリアです。
出現確率は「12÷38×100」の計算式で計算でき、約31.5%となります。的中すると賭け金額の3倍の配当が得られます。
>>ルーレットのベットの方法と配当、倍率、確率などを細かく解説!
インサイドベットの特徴と出現確率について

配当 | 6倍~36倍 |
確率 | 約2.6%~約15.7% |
インサイドベットはアウトサイドベットに比べて、的中率が低く配当が高いという特徴があります。
賭ける際にはベットテーブルのベットエリアの数字上、罫線上、罫線の交点上にベットをします。
チップを置く位置によって賭け式が異なるので正確に置く必要があります。数字を選択、または数字をまたいで複数選択するなどの賭け式です。
それでは、インサイドベット6種類の出現確率について計算しながら見ていくことにしましょう。
ダブルストリートベット(6ラインベット)の出現確率

配当 | 6倍 |
確率 | 約15.7% |
賭けテーブルの数列の縦の3つの数字1列をストリートと呼びます。
ダブルストリートベットは隣接する2つのストリートの数字に賭ける賭け式です。2つのストリートの中心罫線の最下部の交点部分にチップを置くことで賭けることができます。
出現確率は「6÷38×100」と計算をし、約15.7%の出現確率となります。的中時の配当は賭け金額の6倍です。
ファイブナンバーベットの出現確率

配当 | 7倍 |
確率 | 約13.1% |
ファイブナンバーベットは、アメリカンルーレットにしかない賭け式です。
ダブルストリートベットの非常に似た賭け式で、0と00と1~3のストリートに賭ける賭け式です。
賭ける際には、中心罫線の最下部の交点上にチップを置きます。出現確率は「5÷38×100」で計算でき、約13.1%の出現確率となります。
また的中時の配当は賭け金額の7倍になります。
コーナーベットの出現確率

配当 | 9倍 |
確率 | 約10.5% |
コーナーベットは隣接する4つの数字を選択する賭け式です。賭ける場合には4つの数字の中心の交点上にチップを置きます。
出現確率は「4÷38×100」で計算できます。約10.5%の出現確率となり、的中時の配当は賭け金額の9倍になります。
ストリートベットの出現確率

配当 | 12倍 |
確率 | 約7.8% |
ストリートベットは、賭けテーブルの数列の縦1列の3つの数字を選択する賭け式です。
賭ける場合はストリート最下部の数字の底辺罫線の中心にチップを置きます。
出現確率は「3÷38×100」の計算で求められます。約7.8%の出現確率となります。また的中時の配当は賭け金額の12倍になります。
スプリットベットの出現確率

配当 | 18倍 |
確率 | 約5.2% |
スプリットベットは隣接する2つの数字を選択する賭け式です。左右上下と隣接している数字の選択が可能です。
賭ける場合は、隣接する2つの数字の隣接する罫線の中心にチップを置きます。
出現確率は「2÷38×100」で求められ、約5.2%の出現確率となります。
的中時の配当は、賭け金額の18倍の配当が得られます。
ストレートアップベット or 0 or 00の出現確率


配当 | 36倍 |
確率 | 約2.6% |
ストレートアップベットは0、00及び1~36の数字から1つを選択して賭ける賭け式です。賭ける際は賭けエリアの該当数字の上にチップを置きます。
出現確率は1÷38×100で求められ、約2.6%になります。的中時には最も大きな配当の賭け金額の36倍の配当が得られます。

各ベット時の確率はこんな感じだよ!
やっぱり配当額と確率は比例してるんですね。

赤黒交互、連勝連敗の確率と考え方ついて

赤や黒が連続する場合や赤黒が交互に続く場合、連勝時、連敗時の確率の計算は、各賭け式の出現率の計算とは異なり、少しだけ面倒な計算をする必要があります。
例えば赤の出現確率は約47.3%ですが、赤が出現しない確率は約52.7%と違いが生じます。そのため出現しない確率を求めた上でないと計算ができないのです。
少しややこしい話なので、サイコロを使った考え方を解説していきますね。
サイコロを6回振って1が出る確率の計算方法
サイコロ振った回数 | 計算方法 | 確率結果 |
1回目で1が出ない確率 | 5/6 | 約83.3% |
2回目で1が出ない確率 | 83.3%×83.3% | 約69.4% |
3回目で1が出ない確率 | 83.3%×83.3%×83.3% | 約69.4% |
4回目で1が出ない確率 | 83.3%×83.3%×83.3%×83.3% | 約48.1% |
5回目で1が出ない確率 | 同様の計算をする | 約40.1% |
6回目で1が出ない確率 | 同様の計算をする | 約33.4% |
サイコロを1回降って「1」が出る確率は、6分の1となり、16.7%です。
一方、「1」が出ない確率は100%-16.7%=約83.3%です。2回目も1が出ない確率は、1が出ない確率の0.833×0.833×100で求められ、約69.3%となります。
よって2回目に1が出る確率は100%-69.3%となり、30.7%ということになります。
同様に計算して、最終的に6回連続して1が出ない場合は、約33.4%の出現率となるのです。この時「1」が出る確率は100%-33.5%となり約66.6%の確率になります。
思いのほか低い確率になる事が分かります。
レッド or ブラック(赤or黒)の連敗率と連勝率について
回数 | 赤になる確率 | 赤以外の連続確率 |
1回目 | 約47.3% | 約52.6% |
2回目 | 約72.4% | 約27.6% |
3回目 | 約85.5% | 約14.5% |
4回目 | 約92.4% | 約7.6% |
5回目 | 約96.0% | 約4.0% |
6回目 | 約97.9% | 約2.1% |
赤に賭け続けて当たる確率は18÷38×100で約47.3%になります。
一方、外れる確率は黒18個の数字と2つのゼロから、20÷38×100で求められます。つまり約52.6%です。
2回目に赤になる確率は、赤が出現しない確率から求めます。連続して赤が出現しない確率は、0.526×0.526×100で求めることができ、約27.6%です。
これを利用して赤が出現する確率を導くと100%-27.6%を計算して約72.4%。
同様に計算して6回連続となると、連続して赤が出現しない確率は約2.1%となり、赤が出現する確率は97.9%にもなります。
つまり連続して同じ事象が続くのは非常に稀であることが分かります。
赤で連勝する確率
1回目で赤になる確率 | 約47.3% |
2連続で赤になる確率 | 約22.4% |
3連続で赤になる確率 | 約10.6% |
4連続で赤になる確率 | 約5% |
5連続で赤になる確率 | 約2.3% |
6連続で赤になる確率 | 約1.1% |
赤の出現率は47.3%です。よって0.473×0.473×100を計算すると2連続の確率が求められます約22.4%です。
3連で10.6%、4連でたったの5.0%となり、6連で約1.1%の確率になってしまいます。
これは赤黒交互に出現して連勝する場合の確率も同様です。
ダズンベットorコラムベットの連勝と連敗率
ダズンorコラムに入る確率 | ダズンorコラム以外の連続確率 | |
1回目 | 約31.5% | 約68.4% |
2回目 | 約53.2% | 約46.8% |
3回目 | 約68.0% | 約32.0% |
4回目 | 約78.1% | 約21.9% |
5回目 | 約85.0% | 約15.0% |
6回目 | 約89.7% | 約10.3% |
ダズンやカラムベットが的中する確率は12÷38×100で求められます。計算すると約31.5%です。
外れる確率は、26÷38×100を計算して約68.4%と求められます。
先ほどと同じように、いずれかのダズンまたはコラムにベットし続け、初当たりする確率と連敗する確率を導き出すと表のようになります。
計算方法は赤黒ベットの場合と全く同じです。
ダズンベットorコラムベットに賭けて連勝する確率
1回目で賭けたスポットに入る確率 | 約31.5% |
2回連続で賭けた同じスポットに入る確率 | 約9.9% |
3回連続で賭けた同じスポットに入る確率 | 約3.1% |
4回連続で賭けた同じスポットに入る確率 | 約0.9% |
5回連続で賭けた同じスポットに入る確率 | 約0.3% |
6回連続で賭けた同じスポットに入る確率 | 約0.09% |
最後にダズンベットまたはコラムベットに賭けて連勝する確率です。こちらも計算方法は先ほどと同じです。
当たる確率の「0.315×0.315」を連勝回数行い、100を賭けて求めます。
その結果はこちらの表の通り。4連勝ですでに1%未満の確率となってしまいます。

こう見ると、連続で同じ賭け方の場合2~3回くらいまで現実的に思えますね。
そうだね。連続的な事象はあるにはあるけど、いつくるかわからないから現実的な方法を取った方が良さそうだよ!

まとめ
アメリカンルーレットは、その出現確率を確認するだけでもヨーロピアンルーレットよりも少し厳しい条件となっていることが分かります。
また連勝や連敗といった事柄が非常に起こりにくい事象であることも確認することができました。
ツラに乗る、マーチンゲール法で追いかけるなどの選択をする機会も多いですが、この数字は1つの目安として活用することができるはずです。
4回を超えるような連敗が生じた場合には、そこで損切りをするというような判断の選択には非常に役立つはずです。
しかし最終判断はプレイヤーの私たちに委ねられます。
勝っても負けても深追いをしないというのが賢明な選択なのかもしれません。

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