オンラインカジノ(ネットカジノ)の勝利金は、場合によっては税金を支払わなければなりません。
しかしそれ以前に、税金ってものは非常にわかりにくいと思いませんか?
一時所得、課税対象、控除額に収入金額やら、支出金額やら、、、、わけのわからない単語のオンパレード。
こんな単語が出てくるだけで、読む気が失せますよね。
そこで本記事ではできる限りわかりやすく、専門用語を可能な限り排除して解説していきます。
専門用語を入れるとしても、わかりやすく解説を入れていますので、安心して読み進めていただければと思います。
税金系の言葉は意味がよくわからないから助かります!
どうしても説明が必要なところはちゃんと意味を説明をしてるから安心してね。
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もくじ
オンラインカジノにも税金がかかる
オンラインカジノでは「年間50万円以上の勝利金を得た場合」に限り税金がかかります!
実はパチンコやスロット、競馬でも同様に税金が取られるのですが、税金を払っているという方はほとんどいないかと思います。
しかしオンラインカジノでは、しっかり納税しなければならないのです。
大事なことですので、まずはこちらについて詳しく解説していきますね。
そもそも税金とは、所得(儲けたお金)の一部を、国に納めるお金のことをいいますよね。
税金を管理している税務署は、お金の動きを見て、税金を払う人、そうでない人を区別しています。
ギャンブルの勝利金に対しての税金を支払ったことなどほとんどないハズですが、本来ギャンブルで勝った場合でも、税金を納めなければなりません。
これらのギャンブルでは税務署がお金の流れを把握できないので、大目にみている。というのが現状なのです。
なぜギャンブルでは税務署がお金の流れを把握できないのか?
パチンコやスロットなどで勝った場合、一度景品に交換しますよね。
▼こういったもの
この景品に交換し、交換所が景品を買い取る。という形で「現金」で受け取ることができます。
「パチンコで勝つ→景品に交換→交換所が景品を買い取る。」これを三店方式といいます。
ここで重要なのは、「現金」で受け取ることができる点です。
競馬や競艇でも同様に、勝ち馬券などを直接「現金」でもらえますよね。
手渡し現金での受取りになるため、誰がいくら使って、どれだけお金を受け取ったのか?
これらのお金の流れを、税務署が把握しきれないのです。これらを把握しようとしたら、人手不足すぎて税務署がパンクします。
そのためギャンブルのお金の流れを把握することは実質不可能。
このような事情があるため、本来税金を支払わなければならないはずですが、大目に見られている。というのが現状なのです。
しかしオンラインカジノの場合は違います。
オンラインカジノのお金の流れは税務署が把握できる
理由は簡単。オンラインカジノの勝利金を受け取るには、銀行を使うことが必須条件になるからです。
オンラインカジノでは、入金はクレジットカードやエコペイズなどを使い、入金。
出金する際は直接自分の銀行へ出金するか、一旦エコペイズへ出金、その後銀行へと出金しますよね。
すると銀行の明細には「○○からお金が入ってきた。」とデータが残ります。
金融機関でデータが残ることで、税務署はお金の流れを把握することができるようになる。というわけです。
データ上で証拠が残るため、脱税は不可能です。
必要な納税は必ず対応する
勝ったにも関わらず税金を払わず放置した場合、税務署から調査が入ります。
すると本来払う予定だった税金に上乗せされて、税金を支払う必要が出てきます。
デメリットしかありませんので、オンラインカジノで勝った勝利金に対しては、税金を払っておいた方が無難です。
注意点
公営ギャンブル、パチスロ…現金でのやり取りならバレづらい
オンラインカジノ…電子送金が主なためバレる
※前提として、公営ギャンブルやパチスロでも納税は必要です。
脱税は必ず見つかるし後で後悔することになるの💦アマギも気をつけてね。
わかりました!お金の管理は怠らないようにします!
オンラインカジノの税金はどれくらい?計算方法は?
ここから税金についてお話していきます。
まずオンラインカジノでは「年間50万円以上の勝利金を得た場合」に限り税金を支払う義務が生じます。
逆に言えば、50万円未満の場合は税金を支払う必要はありません。
しかし単純に年間のトータル利益が50万円未満だからと言って、税金を払う必要がないかと言えばそうではありません。
少し複雑ですが、わかりやすく解説します。
ここから少し複雑になるから、よく聞いてね!
ガンバります、、、
オンラインカジノの勝利金は「一時所得」となる
オンラインカジノの勝利金は税務上「一時所得」というものに分類されます。
一時所得とは、臨時的に発生したお小遣いみたいなもの。と考えておけばOKです。
簡単に言えば
一時所得 = オンラインカジノで勝ったお金
ですね!
注意するべき部分は、「一時所得は年間トータルで勝ったお金」ではない点。そのままの意味で「オンラインカジノで勝ったお金」なのです。
疑問が残ると思いますが、今は気にせず読み進めてしまって大丈夫です。
課税対象となる勝利金を算出する
課税対象とは「税金の対象となる金額」を意味します。
▼税率が5%の場合
・100万円が課税対象となった場合、5万円を税金として国に支払います。
・80万円が課税対象となった場合、4万円を税金として国に支払います。
こんな感じ。※税率は後ほど詳しく解説しています。
つまり税金を払うにも、まずは「課税対象となる数字」が必要だということです。
ではここから課税対象の出し方の解説です。
STEP1. 年間収支表
月 | 使ったお金 (ベット額) | 残ったお金 (勝利金) | 損益 |
1月 | 50万円 | 40万円 | -10万円 |
2月 | 10万円 | 20万円 | +10万円 |
3月 | 50万円 | 10万円 | -40万円 |
4月 | 20万円 | 10万円 | -10万円 |
5月 | 30万円 | 10万円 | -20万円 |
6月 | 30万円 | 10万円 | -20万円 |
7月 | 50万円 | 80万円 | +30万円 |
8月 | 10万円 | 20万円 | +10万円 |
9月 | 30万円 | 80万円 | +50万円 |
10月 | 20万円 | 10万円 | -10万円 |
11月 | 40万円 | 50万円 | +10万円 |
12月 | 60万円 | 90万円 | +30万円 |
合計 | 400万円 | 430万円 | +30万円 |
1ヶ月に一回のみプレイし、1年間で12回プレイした場合の記録です。年間の収支成績はこのようになったとします。
結果、年間で30万円勝っています!
オンラインカジノでは「年間50万円以上の勝利金を得た場合」に限り税金を支払う義務が生じると解説しましたね。
50万円未満なので、税金を払う必要はありません!と思いたいですが、残念ながらそうではないのです、、、
実はこれでも税金を支払う必要あります。
STEP2. 勝ったところのみを計算する
月 | 使ったお金 (ベット額) | 残ったお金 (勝利金) | 損益 |
2月 | 10万円 | 20万円 | +10万円 |
7月 | 50万円 | 80万円 | +30万円 |
8月 | 10万円 | 20万円 | +10万円 |
9月 | 30万円 | 80万円 | +50万円 |
11月 | 40万円 | 50万円 | +10万円 |
12月 | 60万円 | 90万円 | +30万円 |
合計 | 200万円 | 340万円 | +140万円 |
これは勝ったところのみを抜き出しています。
一時所得では、負けたところは計算せず、勝ったところのみを計算するのです。
勝ったところのみを計算した結果は140万円であり、50万円以上なので税金を支払う必要が出来てくる、というわけです。
つまり、一時所得は140万円になります。
負けた分を差し引けば年間の勝利金は30万円なのですが、ギャンブルに関しては負けた分を差し引くことが出来ないのです。
先ほど
一時所得 = オンラインカジノで勝ったお金
と解説したのは、こういった理由からです。
そのためこの140万円という数字を使って、支払う税金の額を計算することになります。
ここまで大丈夫?
要するに負けた分は計算で差し引かず、勝った額だけで計算するわけですね!
その通り!でも負け金額を差し引け無いのはちょっと納得いかないよね。でも法律でそう決まってるから我慢するしかないね。
オンラインカジノの具体的な計算方法について
税金の計算方法は以下です。
税金の計算方法
(総収入 - 総支出 - 特別控除額(最高50万円)) ÷ 2
少し難しい式が出てきました。
このややこしい式に、ひとつずつ数字を埋め込んで行きましょう。
▼ここで先ほどの表をもう一度見てみます。
月 | 使ったお金 (ベット額) | 残ったお金 (勝利額) | 損益 |
2月 | 10万円 | 20万円 | +10万円 |
7月 | 50万円 | 80万円 | +30万円 |
8月 | 10万円 | 20万円 | +10万円 |
9月 | 30万円 | 80万円 | +50万円 |
11月 | 40万円 | 50万円 | +10万円 |
12月 | 60万円 | 90万円 | +30万円 |
合計 | 200万円 (総支出) | 340万円 (総収入) | +140万円 |
これをもとに、計算式を埋め込んでいきます。
総収入とは = 残ったお金(勝利金) → 340万円
総支出とは = 使ったお金(ベット額) → 200万円
特別控除とは = 差し引ける金額 → 50万円
特別控除は難しいことは考えなくてOK。
要するに税金を払う対象となる金額(課税対象)から、50万円分差し引ける。と思っておけばOKです。
これを計算すると、
(総収入 - 総支出 - 特別控除額(50万円))
340 - 200 - 50 = 90万円
まずは90万円という数字がでてきました。
式は
(総収入 - 総支出 - 特別控除額(最高50万円)) ÷ 2
なので、90万円を÷2で、半分にします。
90万円 ÷ 2 = 45万円
すると45万円ですね。
この45万円が課税対象となる金額です!
算出された課税対象に税率をかける
課税対象が出たら税率を掛けることで、納税する金額は明らかになります。
ですが、会社員やパートなど、オンラインカジノ以外で収入を得ている人も多いですよね。
そんなときには総合課税といって、給与も含めて計算しなければ実際の納税額は出ませんので注意しましょう。
※今回はオンラインカジノで得た収益のみを対象としています。
▼税率は課税対象となる金額によって変化します。下記の表をご覧ください。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
①195万円未満 | 5% | 0円 |
②195万円以上 330万円未満 | 10% | 97,500円 |
③330万円以上 695万円未満 | 20% | 427,500円 |
④695万円以上 900万円未満 | 23% | 636,000円 |
⑤900万円以上 1,800万円未満 | 33% | 1,536,000円 |
⑥1,800万円以上 4,000万円未満 | 40% | 2,796,000円 |
⑦4,000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
この45万円は「①195万円未満」にあたります。
そのため税率は5%で、控除額は0円に該当します。
(45万円 - 課税控除額0円) × 税率0.05 = 22,500円
支払うべき税金は22,500円となります!
参考税率
税率5% → 課税対象 × 0.05 = 支払うべき金額
税率10% → (課税対象 - 97,500) × 0.1= 支払うべき金額
税率20% → (課税対象 - 427,500) × 0.2 = 支払うべき金額
税率23% → (課税対象 - 636,000) × 0.23 = 支払うべき金額
もし「②195万円以上 330万円未満」にあたるような数字、例えば200万円が課税対象となった場合
(200万円 - 97,500円) × 0.1 = 190,250円
そのため納税額は190,250円となります。
税金の計算式
課税所得金額を算出する
- 総収入(賭け金を含む勝利した金額)
- 円
- 総支出(勝利したゲームのみの賭け金)(負けたゲームの賭け金は含まない)
- 円
- 特別控除額
-500,000円
÷2
- 課税所得金額
- 円
所得税を算出する
- 給与
- 円
- 課税所得金額
- 円
- 所得税
- 円
自分の納税額を知りたい人は、こちらの計算機を利用してみてください。
大まかな納税額がわかるようになっていますので、参考程度に利用してみましょう。
※あくまで参考金額になるため、納税の確定額ではありません。
わかったかな?計算すべき数字を出すことができれば、あとはひとつずつ式に当てはめて行けば大丈夫だからね☆
なるほど。少しややこしかったけど、ひとつずつ見ていけばなんとかわかりそうです!
まとめ
税金はややこしいことが多く、分かりづらい事が多いです。
今回はできるだけわかりやすく解説してみましたが、お分かりいただけたでしょうか?
公営ギャンブルと違い、銀行での取引が必須になってしまうため、少額なら税務局も見逃す可能性は高いかもしれません。
しかし高額な勝利金を得た場合、税金をしっかり支払っておかないと後々やっかいごとに巻き込まれるかもしれません。
ご自身のオンラインカジノでの成績をしっかり見極めておき、納税しましょう!
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