ダランベール法ってどんな攻略法かな?
勝ったら賭け金を減らして、負けたら賭け金を増やす攻略法だよ。
損失を回復させつつ、徐々に利益が出る仕組みになってるんだ。
勝率50%のギャンブルで勝敗がテレコになれば利益は得られるよ。
わぁ。損はしなさそうな攻略法だね。
早く試してみ~い。
OK。今回はダランベール法のシミュレーション結果も一覧表で載せているから参考にしてね。
ダランベール法とは18世紀フランスの天才数学者であった「ジャン・ル・ロン・ダランベール」が編み出し、その名が付けられるようになりました。
連勝と連敗を繰り返すことで、ピラミッド風のグラフになるため、別名「ピラミッド法」とも呼ばれています。
ダランベール法では勝敗が50%のテレコであれば、理論上利益が取れるようになっています。
連勝が続くと大きな収支が期待できるのがメリットです。
今回はダランベール法の特徴・メリット・デメリットを解説しつつ、欠点をカバーする改良型も紹介していくので参考にしてください。
もくじ
ダランベール法の特徴!どんなギャンブルに使える?
ダランベール法とは最初に設定する賭け金をベースに、勝てば賭け金を減らし、負ければ賭け金を増やしていくベッティングシステムです。
バカラ、ルーレット、ブラックジャック、シックボーなど、勝率50%、配当2倍のギャンブルに使えます。
大数の法則を元に勝率が緩やかに上昇するため、何百回、何千回も回して、期待値を取っていくのがダランベール法の大きな特徴です。短期的には効果が発揮されず、長期的にプレイすると大きく安定できます。
ダランベール法は、ローリスク・ハイリターンの手法にも使えることが一般にも認知されはじめ、ギャンブルの攻略法・投資術にも用いられるようになりました。
ダランベール法は、損切りが決まっていないので自分の判断で決める必要があります。自分の資金からどのくらい損失を受けても大丈夫なのかを確認しておきましょう。
ダランベール法とは
- 勝てば1ユニット減らす
- 負ければ1ユニット増やす
- 配当2倍のギャンブルに使える
- 損切りのタイミングは自分で決める
勝率50%、配当倍率2倍のギャンブル
ダランベール法は「勝率50%、配当倍率が2倍」に近いほど、効果を発揮するギャンブルです。
前提条件が整っている代表的なゲームは以下の通りです。
ゲーム | 特徴 | ベット対象 | おすすめゲーム |
---|---|---|---|
ルーレット | 勝率50%、2倍の配当が貰えるアウトサイドベットに賭けるのがメイン。ヨーロピアンルーレットであれば、勝率が上がり、利益を出しやすい。 | 赤・黒、奇数・偶数、ハイロー | ヨーロピアンルーレット |
バカラ | 2倍配当のプレイヤーがメイン。 バンカー(配当1.95倍なので注意)やタイは基本的に対象外。 | プレイヤー | ノーコミッションバカラ |
シックボー | サイコロ3つを使った中国発祥のギャンブル。出た目の合計が大・小、偶数・奇数であれば、勝率50%で2倍配当が貰えるので、ダランベール法に向いている。 | 大・小、奇数・偶数 | シックボー |
ブラックジャック | 合計21に近い数字を出せば勝利。ベーシックストラテジーの基本戦略を用いれば、勝率50%超えも可能。 | 特になし | 特になし |
ダランベール法では、元のベット金額を設定するところから開始し、「勝てば賭け額を-1減額に、負ければ賭け額を+1増加」します。
連勝すれば堅実に勝てる上に、連敗しても負け額を補填しようとするため、損失を大きく減らせる攻略法です。
もし、勝率30%以下のギャンブルで、なおかつ2倍以上の配当倍率でダランベール法を使えば、連勝確率がガクッと下がり損失が膨れ上がるというわけです。
軍資金の上限額をすぐに追い越し、あっという間に破綻するでしょう。
ルーレット、バカラ、ブラックジャックのような勝率50%で配当2倍のギャンブルであれば、損失をできるだけ抑えられるわけです。
長期戦向き
ダランベール法は長期戦でまったりとプレイしたい方に向いている攻略法です。
パーレー法は賭け金を倍プッシュしていくため、短期的に爆益が目指せるのに対し、ダランベール法はベースの賭け金から1単位ずつ増減していきます。
賭け金が急激に上がることはありません。
長期的には、賭け金が50%で平均化されていきます。
損失を補填しながら賭け続けていくため、1セットを終わらせるのに時間が掛かり、短期的に利益が取りづらいのです。
その分、ピラミッド式に上がったり下がったりを繰り返しながら、勝率が50%に平衡しつつ着実に利益を上げられます。
五分五分、または上振れた状態が続けば、緩やかに利益を出せるのがダランベール法の特徴です。
ダランベール法とは?やり方・賭け方を徹底解説!
ダランベール法とは勝てばベースの賭け金を1減らし、負ければベースの賭け金を1増加する攻略法です。
やり方と賭け方は単純明快。
ダランベール法のやり方・賭け方
- 最初の賭け金を設定する
- 1ユニットの増減額を設定する
- 勝利した時のパターンに沿って、1ユニット分賭け金を減らす
- 敗北した時のパターンに沿って、1ユニット分賭け金を増やす
こちらでは以下の手順に沿ってダランベール法について解説していきます。
【やり方1】最初の賭け額を設定
ポイント
最初のベット額を決める(カジノ資金の5%~10%程度)
初心者→5ドル、10ドルがおすすめ
ダランベール法を実践する前提として、最初にベースの賭け額を設定してください。このベースの賭け額を基準にし、1ユニットずつ増減していくのがダランベール法です。
通常初心者は小額から単位を設定してください。単位はいくらでも構いませんが、$34みたいな適当な数字だと計算が大変なため、10ドルのキリが良い賭け金に設定すると良いでしょう。
1日に使うと決めたカジノ資金の5%~10%程度を目安にするのがポイントです。たとえば、3万円をカジノ資金とした場合、「30000×0.05=1500」なので、1500円がベースとなります。
自分の財布・給料と相談し、賭けられる範囲で調整しましょう。
【やり方2】増減額を設定する
ポイント
1ユニットの増減額
初心者→1ドルがおすすめ
ダランベール法では勝ち負けに応じて1ユニットを増減させていく攻略法です。
そのため、ベースの賭け金を設定し終わったら、1ユニットの増減額を決めていきましょう。
ユニットとは勝ち負けの増減幅のことを指します。
たとえば、1ユニットの増減額を1ドルとした場合、勝った時は-1ドルを賭け金から減らし、負けた時は+1ドル増加させます。
増減額を増やすと連勝した際の利益は大きくなる分、連敗した時の損失は増大するため、慎重に設定しなければいけません。
ローリスク・ローリターンを目指すならベースの賭け金の10%が目安です。
10ドルでベース賭け金を設定した場合、増減額は1$に設定するというわけです。
【やり方3】勝利したときのベット額
ポイント
勝ったときの次のベット額
前回のベット額から1ユニット分を減らす
ダランベール法で勝利した時のパターンは単純明快で、最初に設定したベース賭け金から1ユニット分減らしていきます。
たとえば、ベースの賭け金を$10に設定し、増減額を$1に設定したと想定しましょう。
その際の勝利・連勝パターンの手順は以下になります。
ダランベール法で勝利した時のパターン
- 勝ちパターン:ベースの賭け金の$10から1ユニット分減らし、次戦は$9をベースの賭け金にする
- 連勝パターン:連勝したパターンも同じで、$9から1ユニット分減らし、次戦は$8をベースの賭け金にし、「0」になるまで続ける
- ベースの賭け金が「0」になった場合:1単位で賭け続けるか、最初の賭け金(今回は$10)に戻しリスタートするか、賭けを終了する
【やり方4】負けたときのベット額
ポイント
負けたときの次のベット額
前回のベット額から1ユニット分を増やす
敗北した時のパターンは勝利した時の逆で、ベースの賭け金を+1増加させます。
たとえば、ベースの賭け金を$10に設定し、増減額を$1に設定したと想定しましょう。
以下は敗北・連敗した時のパターンです。
ダランベール法で負けたパターン
- 負けたパターン:ベースの賭け金の$10から1ユニット分増加し、次戦は$11をベースの賭け金にする
- 連敗したパターン:連敗したパターンも同じで、$11から1ユニット分増加し、次戦は$12をベースの賭け金にする
連敗したパターンはベースの賭け金が「$10→$11→$12→$13・・・」と天井なしに増加していきます。
そのため、ベースの賭け金が「0」になることはありません。
それゆえ連敗し続ければ、損失が膨らむばかりです。
ダランベール法を開始する前に、設定したカジノ資金が尽きたら即やめ、または連敗したら損切りするタイミングを決めておきましょう。
6連敗辺りで損切りするのが目安です。
負け越したシミュレーション結果も見ていきましょう。
回数 | 賭け額の増減 | 勝敗 | 利益 |
---|---|---|---|
1 | 10 | 敗北 | -10 |
2 | 11 | 勝ち | 1 |
3 | 10 | 敗北 | -9 |
4 | 11 | 敗北 | -20 |
5 | 12 | 敗北 | -32 |
1勝4敗のシミュレーション結果では3連敗してしまいました。
その際の利益は-$32です。
3連敗は確率通りに行くと12.5%なので、割とよく引けるため、5連敗~6連敗程度が損切りの目安となるわけです。
ダランベール法が使えるカジノゲーム一覧!使い方や注意点
ダランベール法は勝率50%、配当倍率2倍のカジノゲームに使える攻略法です。
特に、バカラ、ルーレット、シックボーに向いています。
こちらでは3種類のカジノゲームとをメインに、どの種目がダランベール法に適しているのか、使い方や注意点とともに解説していきます。
また、船券の買い方も応用すれば競艇でもダランベール法が使えるのもポイントです。
番外編として公営ギャンブルの競艇でもダランベール法を活用した、船券の買い方を見ていきましょう。
バカラ
バカラでのダランベール法の賭け方・やり方
- プレイヤーかバンカーを選択する(今回はプレイヤー)
- スタートベットを設定する(1000円に設定)
- プレイヤーに1000円ベットする
- 勝ちパターン:プレイヤーが勝利すれば勝ちで、賭け金を900円にして次戦でプレイヤーに賭ける
- 負けパターン:バンカーになれば負けで、賭け金を1100円にして次戦でプレイヤーに賭ける
- タイ:カウントしない
バカラの項目 | 概要 |
---|---|
還元率 | 98.9% |
勝率 | プレイヤー:49.32% バンカー:50.68% タイ:9.51% |
配当倍率 | プレイヤー:2倍 バンカー:1.95倍 タイ:9倍 |
テーブルリミット | $0.2~$5,000 |
バカラの種類 | ノーコミッションバカラ スピードバカラ ライトニングバカラ スクイーズバカラ |
遊べるオンラインカジノ | ベラジョンカジノ、遊雅堂、ミスティーノ、カジノシークレット、ライブカジノハウス、コニベット |
バカラは配当が2倍な上に勝率が50%なのでダランベール法が使えます。
ただし、バカラでダランベール法を実践する際は、プレイヤー、バンカー、タイの配当倍率と勝率が微妙に異なるので注意しましょう。配当倍率1.95倍のバンカーか、配当倍率2.0倍のプレイヤーに賭けるのが基本です。
バンカー側が何故1.95倍かというとディーラーにコミッション(手数料)分が5%引かれます。その分、勝率が50.68%と高いため100回プレイすれば、確率上約51回勝てる計算です。
中間のタイ(引き分け)は配当倍率が9倍なので賭ける必要はありません。バカラでダランベール法を使った賭け方も見ていきましょう。バカラでは勝敗を〇と×で記載された罫線を見極めて勝負するのもポイントです。
ルーレット
ルーレットでのダランベール法の賭け方・やり方
- 「赤・黒/ハイロー(1-18・19-36)/奇数・偶数(ODD・EVEN)」かを選択する(今回は赤を選択)
- スタートベットを設定する($10を想定)
- 1ユニットを1$に設定し、赤・黒のどちらかに賭ける
- 勝ちパターン:賭け金を1ユニット分減らし、次戦は$9でルーレットをスピンする
- 負けパターン:賭け金を1ユニット分増やし、次戦は$11でルーレットをスピンする
- 「0」ポケットに入った場合:賭け金をリセット・賭け金を増減・賭け金を変更しないで進行のいずれかの方法を取る
ルーレットの項目 | 概要 |
---|---|
還元率 | 97.30%~97.65% |
勝率 | 赤・黒/ハイロー(1-18・19-36)/奇数・偶数(ODD・EVEN):47.37% |
配当倍率 | 赤・黒/ハイロー(1-18・19-36)/奇数・偶数(ODD・EVEN):2倍 |
テーブルリミット | $0.2~$2000 |
ルーレットの種類 | アメリカンルーレット ヨーロピアンルーレット フレンチルーレット ミニルーレット 3Dルーレット |
遊べるオンラインカジノ | ベラジョンカジノ、遊雅堂、ミスティーノ、カジノシークレット、ライブカジノハウス、コニベット |
ルーレットではアウトサイドベットに賭けましょう。
「赤・黒/偶数・奇数/ハイロー」のアウトサイトベットは配当2倍で、勝率50%なのでグランベール法に適しているからです。
ただし、一般的に浸透しているアメリカンルーレットでは「0・00」のポケットがあるため、勝率が下がりダランベール法にはあまり向いていません。
「00」のポケットがないヨーロピアンルーレットをプレイすることで勝率を上げられるでしょう。
たとえば、「0・00」のポケットがあるアメリカンルーレットでは勝率が26.8%に対し、ヨーロピアンルーレットの方が「00」のポケットがない分0.02%上昇し、勝率が27.0%になります。
0.01%でも勝率を上げることでダランベール法の成功率は上がります。以下はダランベール法をヨーロピアンルーレットで実践する方法・使い方です。インサイドベットの配当倍率は上がりますが、勝率が下がるので適切ではありません。
ダランベール法では選択肢にないので基本は賭けないようにしましょう。
シックボー
シックボーでのダランベール法の賭け方・やり方
- ベッティングエリアの「大・小/偶数・奇数」かを選択する(今回は大・小を選択)
- スタートベットを設定する($10を想定)
- 1ユニットを1$に設定し、大(11-17)・小(4-11)のどちらかにチップを配置する
- 勝ちパターン:賭け金を1ユニット分減らし、次戦は$9で勝負する
- 負けパターン:賭け金を1ユニット分増やし、次戦は$11で勝負する
シックボーの項目 | 概要 |
---|---|
還元率 | 95.02%~97.22% |
勝率 | 大・小/偶数・奇数:48.61 ゾロ目:2.26% |
配当倍率 | 大・小/偶数・奇数:2倍 ゾロ目:-1倍(負け) |
テーブルリミット | $0.25~$5000 |
シックボーの種類 | シックボー(テーブル) スーパー・シックボー(ライブ) メガ・シックボー(ライブ) |
遊べるオンラインカジノ | ベラジョンカジノ、遊雅堂、ミスティーノ、ライブカジノハウス、コニベット、エルドアカジノ |
シックボーは3つのダイスを投げて出た目で配当が決まる中国起源のギャンブルです。
プレイヤーは6面サイコロを3つ使い、出目の合計数や数字の組み合わせを予測し、マット内の配当にベットしていきます。
シックボーでは「大・小」と「奇数・偶数」が配当倍率2倍で、なおかつ勝率50%なのでダランベール法に適しています。
大は合計が11-17、小は4-11の出目になった時、そしてサイの出目が奇数・偶数になると、2倍の配当が貰えます。
ゾロ目になると負けるため、大・小の勝率は実質48.61%です。
大・小でゾロ目が出た場合は負けになります。
そのため、賭け金をリセットしたり、賭け金を変更なしに次のゲームに進行したりと、ダランベール法の工夫が必要です。
【番外編】競艇
競艇でのダランベール法の賭け方・やり方
- 買い目の舟券を固定購入する(インコースの1号艇の組み合わせをベースに買う)
- スタートベットを設定する(1000円を想定)
- 1ユニットを100円に設定する
- 的中したパターン:賭け金を1ユニット分減らし、次戦は900円で勝負する
- 外したパターン:賭け金を1ユニット分増やし、次戦は1100円で勝負する
競艇の項目 | 概要 |
---|---|
還元率 | 単勝:75%~85% 複勝・ワイド・2連単・枠連:70%~80% 3連単:50%~60% 2連複:60%~70% |
勝率 | 単勝:10%未満 複勝:20%~30% ワイド・枠連:10%~20% 2連単:5%未満 3連複:2%未満 3連単:1%未満 |
配当倍率 | 単勝・複勝<ワイド・枠連<3連複<3連単・2連単 |
賭け金 | 100円から |
競艇は国営ギャンブルで2倍配当でもなければ、勝率50%でもありません。
しかし、舟券の買い方を応用すれば、カジノゲームではない競艇でもダランベール法が適用できます。
第一に舟券は最低でも1ユニットが100円からしか賭けられません。
500円以上のスタートベットから開始しましょう。
では実際に競艇でダランベール法はどうやって使うのかやり方を見ていきましょう。
競艇ではインコースが取りやすい1号艇の勝率が高い傾向にあります。
インコースが1着になりやすいレースなど、事前に下調べしてから自分の予想を入れつつ、2倍以上のオッズを選び、天候に左右されない晴れの日に舟券を買うのが勝率を上げるポイントです。
雨や強風の日はレースが荒れる可能性があるので注意しましょう。
ダランベール法を実践したシミュレーション結果!
こちらではバカラでダランベール法を実践したシミュレーション結果を見ていきましょう。スタートベットは$10で増減設定は$1に設定しました。
以下は30回試した勝敗の一覧表です。
回数 | 賭け金 | 結果 | 勝敗 | 利益 | 総損益 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 10ドル | バンカー | 負け | -10ドル | -10ドル |
2 | 11ドル | タイ | 引き分け | 0ドル | -10ドル |
3 | 12ドル | プレイヤー | 勝ち | +12ドル | +2ドル |
4 | 11ドル | バンカー | 負け | -11ドル | -9ドル |
5 | 12ドル | プレイヤー | 勝ち | +12ドル | +3ドル |
6 | 11ドル | プレイヤー | 勝ち | +11ドル | +14ドル |
7 | 10ドル | バンカー | 負け | -10ドル | +4ドル |
8 | 11ドル | バンカー | 負け | -11ドル | -7ドル |
9 | 12ドル | バンカー | 負け | -12ドル | ‐19ドル |
10 | 13ドル | プレイヤー | 勝ち | +13ドル | -6ドル |
11 | 12ドル | バンカー | 負け | -12ドル | -18ドル |
12 | 13ドル | プレイヤー | 勝ち | +13ドル | -5ドル |
13 | 12ドル | バンカー | 負け | -12ドル | -17ドル |
14 | 13ドル | バンカー | 負け | -13ドル | -30ドル |
15 | 14ドル | プレイヤー | 勝ち | +14ドル | -16ドル |
16 | 13ドル | タイ | 引き分け | 0ドル | -16ドル |
17 | 14ドル | プレイヤー | 勝ち | +14ドル | -2ドル |
18 | 13ドル | バンカー | 負け | -13ドル | -15ドル |
19 | 14ドル | プレイヤー | 勝ち | +14ドル | -1ドル |
20 | 13ドル | プレイヤー | 勝ち | +13ドル | +12ドル |
21 | 12ドル | プレイヤー | 勝ち | +12ドル | +24ドル |
22 | 11ドル | バンカー | 負け | -11ドル | +13ドル |
23 | 12ドル | バンカー | 負け | -12ドル | +1ドル |
24 | 13ドル | バンカー | 負け | -13ドル | -12ドル |
25 | 14ドル | プレイヤー | 勝ち | +14ドル | +2ドル |
26 | 13ドル | プレイヤー | 勝ち | +13ドル | +15ドル |
27 | 12ドル | プレイヤー | 勝ち | +12ドル | +27ドル |
28 | 11ドル | バンカー | 負け | -11ドル | +16ドル |
29 | 12ドル | バンカー | 勝つ | +12ドル | 28ドル |
30 | 11ドル | バンカー | 負け | -11ドル | +17ドル |
30回中勝利した回数が13回の43.3%、負けた回数が14回の46.6%、引き分けが2回の6.67%でした。
ダランベール法は連勝しなければ基本50%で下皿をモミモミする展開が続くでしょう。
実はこの後に20連戦ほどダランベール法を実践しましたが、負けで5連敗し軍資金が$3865と一気に転落しました。
どこかで連勝して利確する方法でプラスにするか、負けが先行した場合の損切りラインも考える必要もあります。
ダランベール法の損切りラインを見極めるコツは?
損切りラインを見極めるコツ
- 10%投資法を活用する:運用する軍資金のうち10%を切ったら強制的に損切りする投資方法(30%~50%でもOK)
- スタートベットが「0」になった時:最初に設定したスタートベットが連勝して0になればリセットして一旦辞める
- ユニットが2倍以上の金額になった時:最初に設定したユニットが1.5~2倍以上になった場合はリセットする
ダランベール法を利用するときは、何連敗したら辞めるのか決めておきましょう。
ダランベール法では負けると、1ユニット分ずつ天井無しに増加していくため、どこかで必ず損切りしなければいけません。
「2連勝→2連敗→1勝」のテレコではプラスになるので、損切りラインを見極めるコツは連敗した後です。
たとえば、「5・6連敗」した後や、「3連敗→1勝→4連敗」といった、負けの流れが続くようなら損切りするよいでしょう。
もちろん、この損切り方法は、あくまで一例にしかすぎません。
損切りラインはダランベール法を運用するプレイヤーが独自に決められます。
ダランベール法のメリット
ダランベール法は他の攻略法に比べて負け金が少ない点や、勝率50%でも連勝で上振れれば構造上、負けない点が挙げられます。
長期的な運用を目的としているため、ローリスク・ローリターンな攻略法として知られているのが特徴です。
こちらではギャンブルでダランベール法を運用した際にメリットになる点を以下の4点から解説していきます。
- 低資金で開始できる
- テーブルリミットに達しづらい
- 勝率が緩やかに上昇する
- 勝率50%でも利益を残しやすい
シミュレーションデータを元に、勝率や他のベッティングシステムの比較もしていきます。
低資金で開始できる
ダランベール法は自分でベット額のスタートを設定できるため、低資金でも開始できます。
連敗した時も他のベッティングシステムと比べて負債額を抑えられるのが、ダランベール法の特徴です。
実際にダランベール法とマーチンゲール法で5連敗した時を比較してみましょう。
いずれも基本単位の賭け金は$10に設定しています。下記の結果のようにマーチンゲール法よりも負債は小さいです。
ダランベール法の損益
回数 | 賭け額 | 損失 |
---|---|---|
1回目 | 10 | -10 |
2回目 | 11 | -21 |
3回目 | 12 | -36 |
4回目 | 13 | -46 |
5回目 | 14 | -60 |
マーチンゲール法の損益
回数 | 賭け額 | 損失 |
---|---|---|
1回目 | 10 | -10 |
2回目 | 20 | -30 |
3回目 | 40 | -70 |
4回目 | 80 | -150 |
5回目 | 160 | -310 |
ダランベール法の損失がたったの$60に比べ、マーチンゲール法の方が$310の損失になりました。
その差額は$250も下回っています。
このことから低資金で運用できることが証明できたのではないでしょうか。
テーブルリミットに達しづらい
ダランベール法は損失額が抑えられる分、テーブルリミットに達しづらいというメリットがあります。自分でベット額を決定できて、増減額も小さいからです。
オンラインカジノには各テーブルの賭け金の上限が設定されているのが特徴です。その上限設定のことをテーブルリミットと呼びます。
基本的にオンラインカジノではテーブルリミットを超える賭けはできません。マーチンゲール法やパーレー法は賭け額が増加する傾向があり、攻略手順中にテーブルリミットが超えてしまうと、途中で強制終了しなければいけません。
軍資金がマイナス状態でテーブルリミットを超えた場合、悲惨な結果になるのは明白です。ダランベール法では緩やかに勝率50%に平衡していきます。賭け額がよほど膨大でない限り、テーブルリミットに達して強制終了ということはまず起きないでしょう。
ポイント
ダランベール法は増減額が自分で調整できるため、テーブルリミットに達しにくい
勝率が緩やかに上昇する
ダランベール法は防御に特化したベッティングシステムで、賭け金が1ずつ増減するため勝率が緩やかに上昇します。
連敗を繰り返しても一気に負けるリスクはありません。
賭け金が増えるのは毎ゲーム1単位ずつです。
短期では勝率の変動をすることもあるでしょう。
数学理論である「大数の法則」の元で動いている攻略法なので、長期的にみると勝率が徐々に50%へ平衡されるのです。
大数の法則とは?
大数の法則とは試行回数を繰り返せば繰り返すほど、結果が安定して平均に近づく統計学の基本原理です。
シミュレーションで1日$10から始めて365日間に3641回ダランベール法を実践した結果では以下の勝率になりました。
ダランベール法を実践した勝率
勝利数:1797回
敗け数:1844回
勝率:49.35%
連敗で損失が膨れ上がることもあります。
50回程度では50%を基準に「±10」の差が付くこともありますが、1万回以上の長期になると50%を基準に「±3%」ぐらいの勝率は取れていました。
勝率が平均化されているのがこのシミュレーション結果から分かります。
勝率50%でも利益を残しやすい
ダランベール法では勝率50%でもよほどの連敗をしなければ、利益を残しやすいのが大きなメリットです。
以下のシミュレーション結果を見てください。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 損益 |
---|---|---|---|
1 | 10 | 敗北 | -10 |
2 | 11 | 敗北 | -21 |
3 | 12 | 敗北 | -33 |
4 | 13 | 勝利 | -20 |
5 | 12 | 勝利 | -8 |
6 | 11 | 勝利 | 3 |
7 | 10 | 勝利 | 13 |
8 | 9 | 敗北 | 4 |
9 | 10 | 勝利 | 14 |
10 | 9 | 敗北 | 5 |
勝率は完全に50%の結果で終わりました。
それでも最終損益が+$5の利益で終わっているのが確認できると思います。
なぜこのような結果が起こるのかというと、敗北した時にベット額を増やして次戦に勝利すると、自らの負け分を相殺しようとする働きがあるからです。
勝敗がテレコになった場合でも連敗で終わらず、勝率50%を維持できれば、利益がでるのがダランベール法の大きなメリットです。
ダランベール法のデメリット
ダランベール法は勝率50%では理論上負けないと言われています。
一見隙のないベッティングシステムに見えますが、連敗の流れに入ると、短期的・長期的に苦戦する攻略法です。
こちらではダランベール法のデメリットについて解説していきます。
シミュレーションデータを元に分析していきましょう。
短期決戦で利益は取れない
ダランベール法は勝率が緩やかに上昇する反面、短期決戦で利益はほとんど取れません。
これも理由は同じで、毎ゲーム1単位ずつしか、賭け金が変動しないからです。
ランダムに3勝3負した場合の総損益を見ていきましょう。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 損益 |
---|---|---|---|
1回目 | 10ドル | 勝った | 10ドル |
2回目 | 9ドル | 勝った | 19ドル |
3回目 | 10ドル | 負けた | 9ドル |
4回目 | 11ドル | 負けた | -2ドル |
5回目 | 12ドル | 勝った | 10ドル |
6回目 | 11ドル | 負けた | -1ドル |
6回プレイした結果、-1ドルになりました。途中でプラスにもなっていますが、穏やかにプラスになっています。
短期的に見ると、マイナスになる可能性も高いことが言えます。
連敗すると取り返すのに時間が掛かる
ダランベール法は、勝利すると賭け金を1減らし、負けると1増やすベッティングシステムです。
3連敗・4連敗した後は連勝を重ねなければ、負け分は取り返せません。
下記のように3連敗したら、3連勝しないと利益はプラスになりません。
回数 | ベット額 | 勝敗 | 損益 |
---|---|---|---|
1 | 10 | 負け | -10 |
2 | 11 | 負け | -21 |
3 | 12 | 負け | -33 |
4 | 13 | 勝ち | -20 |
5 | 12 | 勝ち | -8 |
6 | 11 | 勝ち | +3 |
連続で勝つことは難しく、負けが間に挟まる可能性も高いです。連敗してからプラスになるためには、長期的にプレイする必要があります。
ダランベール法の欠点を中和する最強の改良版を解説!
ダランベール法は攻略法の中でも、綿密に計算されているため、ほとんど隙がありません。
軍資金をある程度用意し長期間運用できる場合、勝率が50%付近で平衡化し、それなりに利益は取れるでしょう。
アレンジ法が多くありません。
今回は「賭け金と1ユニットの増減変更」をしてみたらどうなるのか、「ベット額が1ドルになった場合リセットする」ダランベール法の改良版について解説していきます。
改良①増減額はスタート時の10%
改良法①
スタート資金の10%を1ユニットとする
- スタート資金20ドル・・・1ユニットを2ドル
- スタート資金50ドル・・・1ユニットを5ドル
ダランベール法の欠点は勝率が緩やかに上昇するため、短期間では中々大勝利に結びつきません。
この欠点をアレンジした方法が、スタート時の賭け金設定変更と1ユニットの設定を資金の10%増加する方法です。
たとえば、スタートベットが$10で1ユニットの増減幅が±1の場合、テレコになった時の利益は「10→19→27→20→12→3」で着地します。
そこで、スタートベットと1ユニットの増減設定を仮に10%増加させたとしましょう。
すると、スタートベットが20でなおかつ、1ユニット±2の増減設定になるので、勝敗がテレコになっても「20→38→54→42→24→6」綺麗に2倍で着地します。
仮に50回対戦して勝率48%で下振れても$6の利益が、50%であれば$50の利益を確保できる計算です。
連勝で終われば、短期間で大きな利益に繋げられるでしょう。
改良②リセット方法
改良法②
ベット額が0になったときは最初のベット額に戻す
ダランベール法は連勝するたびに賭け金が減っていくため、最大限の利益が取りにくいのが欠点です。
そこで、スタートベット額が1ドルまたは、0まで下がれば、ダランベール法が成功したことにし、一旦リセットする方法が考えられます。
この欠点を補う方法を「改良版ダランベール法」と呼びます。
以下は賭け金を$10から始めた、改良版ダランベール法のシミュレーション結果です。
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 利益 |
---|---|---|---|
1 | 10 | 勝ち | 10 |
2 | 9 | 勝ち | 19 |
3 | 8 | 勝ち | 27 |
4 | 7 | 負け | 20 |
5 | 8 | 勝ち | 28 |
6 | 7 | 勝ち | 35 |
7 | 6 | 勝ち | 41 |
8 | 5 | 勝ち | 47 |
9 | 6 | 負け | 42 |
10 | 5 | 勝ち | 48 |
11 | 4 | 勝ち | 52 |
12 | 3 | 勝ち | 55 |
13 | 2 | 勝ち | 58 |
14 | 1 | 勝ち | 60 |
15 | 10 | 勝ち | 70 |
16 | 9 | 勝ち | 79 |
一般的なダランベール法を使っていれば、賭け金が1になった時点で「62→63→64」と1つずしか増加しません。
今回は14戦目に$1で成功し一旦リセットしました。
次戦から「60→70→79」と増えていきます。
改良版ダランベール法では利益の取りこぼしを回避できるので、少しだけ攻撃力が上昇した結果になりました。
ダランベール法についての質問をQ&A形式で回答
ダランベール法はマーチンゲール法よりも知名度は低い攻略法です。
- 本当に勝てるのか?
- カジノで使っていいのか?
- バイナリーオプションでの使い方は?
まだまだ不明確な点はあると思います。
こちらではダランベール法についてのよくある質問をQ&A形式で解説していきます。
ダランベール法はカジノで違法?
ランドカジノではダランベール法問わず、システムベッティングのほとんどが違法です。
ディーラーに見咎められた場合、最悪出禁になる恐れがあります。
ランドカジノではシステムベッティングの類は使わないようにしましょう。
オンラインカジノではダランベール法を含む、システムベッティングの大半が使用可能です。
ただし、利用規約に抵触する恐れの攻略法は、禁止の場合があります。
不安な方はオンラインカジノのチャットシステムでシステムベッティングを使えるか問い合わせると良いでしょう。
ベラジョンカジノで問い合わせた結果、ダランベール法は使えるとのことでした。
ダランベール法が勝てないって本当?
ダランベール法は残念ながらカジノ必勝法ではありません。
理論上は負けた場合、賭け金を1増加することにより、前回の負債を相殺できます。
もし勝率50%通りに推移して勝敗がテレコであれば、ダランベール法は理論上利益が取れます。
勝率50%に平衡して利益を出していく攻略法です。
しかし、運が悪く連敗で負け越した場合、ベット額が増えていくため高額な賭け金が必要になり、資金が減るリスクがより高まるでしょう。
ダランベール法で大事なのは長期戦を見据えて、損切りをしながら、連勝を維持できるかどうかです。
ダランベール法を運用する際に必要な軍資金はいくら?
ダランベール法は最初にスタートベット額を設定し、負けるとベット額が$1増加していくため、5連敗すれば$60の損失です。
連敗が続くようであれば、すぐ資金が枯渇します。
ダランベール法を運用する際に軍資金を決める要因は以下の3つです。
ダランベール法の軍資金
- スタートベット:一般的には低額からスタートします。$5~$10でスタートするパターンが多いのが特徴。
- 最終的な利益:1日、10日、1ヶ月間など期間を決めて実践し、得られる最終的な利益。目標額が大きいほど軍資金が必要。
- 連敗の負け回数:最大連敗する際の負け回数を想定してから、必要な軍資金を逆算する。スタートベットが$10でなおかつ1ユニット$1でスタートするのであれば、10連敗した場合-$145の損失になるので、最低でも2倍以上の軍資金が必要となる。
連敗の負け回数はどれぐらい賭け額が増えるかシミュレーションしてみると良いでしょう。
スタートベット額を$10とした場合、用意する軍資金はスタートベット額の、およそ30倍~50倍が目安です。
つまり$10で開始していれば$300~$500相当を用意しましょう。
FXやバイナリーオプションでダランベール法が使えるの?
バイナリーでもFXでもダランベール法は利用可能です。
ダランベール法は長期運用が目的のため、ギャンブルの攻略法ではなく、元々は投資理論として編み出された経緯があります。
バイナリーオプションの取り引き方法は基本ハイロースプレッドです。
ハイロースプレッドは勝率50%な上に、ペイアウト率が2.00倍なので、ダランベール法が活用できます。
ダランベール法で運用したバイナリーオプションの基本ルール・やり方は以下の通りです。
FX・バイナリーオプションでのダランベール法のやり方・賭け方
- スタートベットは1万円とする
- 1ユニット1000円で設定する
- 取り引きに成功した場合:1単位減らすため、次戦は9000円となる
- 取り引きに失敗した場合:1単位増やすため、次戦は1万1000円となる
- スタートベットが0になったら取引を終了
あくまで例なので、スタートベットや1ユニットは独自で設定しても構いません。
バイナリーオプションで有名な取引所のハイローオーストラリアのターボ取引では、約1.90倍のペイアウト率なので失敗する確率の方が高いでしょう。
スプレッド取引であればペイアウト率が2.0倍なので連勝すれば勝ちは拾える可能性が高まります。
ダランベール法の損切りタイミングを教えてください!
損切りとは損失を抑えるための投資・ギャンブル戦略です。
たとえば、現状ギャンブルで1万円負けていたとして、後1万円出せば倍以上になると薄い望みに誘惑されて損失を垂れ流し続けるか、1万円の負け時点で辞めるかという2択の判断が損切りとなります。
後者の方が損失ははるかに少なくなるのが損切りの効果です。
これからダランベール法を使いたい初心者は、損切り戦略に10%投資法が適しているでしょう。
10%投資法は軍資金の内10%負ければ、その時点で損切りする攻略法の1種です。
ダランベール法であれば、運用するカジノ資金の10%~30%を目安に即損切りします。
1万円なら1000円~3000円減れば即やめしたり、3万円なら3000円~9000円で即やめしたりという風に、完全ルール化します。
損切りルールを守って運用すれば、いざという時に迷いも減るでしょう。