5号機に代わる新規則下で作られたパチスロ6号機。
- 5号機時代と全然違うのはわかるけど、何がどう違うのかがよくわからない。
- そもそもパチスロの「規制」って何?
そんな方のために今回は、具体的な6号機の規制について5号機時代と比較しながら、初心者でもわかりやすく解説していきます。
現行6.5号機まですべてに触れると話がとっ散らかってしまうため、今回は6.2号機までの話を紹介。
スロットの正式名称は「回胴式遊技機」なんていいますが、こういう専門用語を並べただけの内容だと理解が難しいので要約した言葉で解説していきますね。
何もかも規制が悪い
新しいスロット環境とどう向き合うか考えないと
もくじ
今回使う専門用語
まず規制について話す前に、最低限覚えておきたいおきたい単語をピックアップしておきます。
出玉試験
スロットの新台をリリースする前に、保安通信協会(保通)で出玉に関する検定試験があります。
ここでOK出ないとホールには出せません。
有利区間
簡単に説明すると、AT/ARTを抽選してくれる区間の事。
6.1号機までは上限1,500Gだった有利区間が、6.2号機から上限3,000Gに延長されました。
▼有利区間に関してはこちらにて説明してありますのでそちらをチェック
6号機の規制とは?誰が決めてるの?
スロットには業界の健全化に努めている日本電動式遊技機工業協同組(日電協)が定めるルールがあります。
その試験内容がガラっと変更されると、5号機→6号機のように呼称が変更されます。
その変更されたルールを規制と呼んでるわけですね。
6号機の出玉試験でのスペック規制変更について
出玉試験が6号機の規制が厳しくなった大きなポイントのひとつ!
まずは以下、出玉試験の機械割一覧表をご確認ください。
試験ゲーム数 | 機械割(5号機) | 機械割(6号機) |
---|---|---|
400G | 0~300% | 33.3~220% |
1,600G | なし | 40~150% |
6,000G | 0~150% | 50~126% |
17,500G | 55~120% | 60~115% |
※33.3%はメダル枚数でいえば、400枚程度。また220%は1,240枚くらいです。
ただし、機械割の出玉数に換算するとリプレイ確率によっても変動するのですが、ざっくりだとこれくらい。
ピンとこないかもしれませんが、5号機から6号機になり、出玉試験の各段階において瞬間最高出玉が抑えられています。
ポイント
・試験中、出すぎたり、逆に出なかったりすると落とされる
・400Gの試験がシビアすぎる
・出玉の上限がかなり抑えられた
・下限についてもかなり厳しい
メーカーから悲鳴が聞こえてきます…。
スペック範囲が狭くなるとゲーム性が大きく変わる
同じような台が多いのはメーカーの怠慢ではないんだね
出玉試験の下限について
▼この表のルールでいうと、例えば400Gの部分。
試験ゲーム数 | 5号機 | 6号機 |
---|---|---|
400G | 0~300% | 33.3~220% |
1,600G | なし | 40~150% |
6,000G | 0~150% | 50~126% |
17,500G | 55~120% | 60~115% |
5号機時代の出玉試験では0%~OKで、下限の規制は17,500Gを回した時のみに存在していました。
しかし6号機では、400G間のテストで最低33.3%の出玉を出さないといけなくなりました。
この規制がある事で6号機は、コイン持ちをよくしてベースUPしている機種が多い印象があります。
また400Gのテストは0G ~ 400Gまでのテスト結果をみるのではなく、テスト遊技中のどの区間の400Gを切り取ってもこの範囲に収まっていないといけないという意味です。
出玉試験の規制の変化で変わった事
6号機に変わってからコイン持ちがいい機種が増え、純増は多いのにダラダラする機種が増えました。
高純増の機種は上限に触れないように、無抽選ゾーンを作る事で試験を通しています(リゼロなど)。
ボーナスメインタイプの機種は、試験中たまたま400Gハマってしまうと下限を下回る可能性があり難しい。
出玉の上限も下限も厳しい規制を強いられているので、同じような機種が増えてしまう事はある程度仕方ない結果かと思います。
6号機で厳しくなった規制(5号機と比較)
具体的にどんな規制内容なのかを、5号機と比較して見比べてみましょう。
リアルボーナス払出し枚数
5号機 | 480枚(純増448枚) |
6号機 | 300枚(純増280枚) |
※疑似ボーナスは関係ないので注意
6号機でリアルボーナス機が少ないのはこの枚数規制と、出率の下限規定が原因かと思います。
ピラミッドアイ(PYRAMID EYE)くらい極端にしないと作れないのか…。
一撃の出玉上限(有利区間内)
5号機 | なし |
5.9号機 | 3,000枚 |
6号機 | 2,400枚 |
上記が有利区間の規制となります。
スロッターを最も簡単に落胆させた規制は、この一撃2,400枚の規制でしょう。
最大機械割
5号機 | 119%以下 |
6号機 | 115%未満 |
出玉試験の内容規制と被りますが、5号機と6号機の機械割はかなり違います。
とはいえ5号機も設定6で115%以下なんて沢山あったので、機械割だけを見ればそこまで気にしなくていいかもしれません。
ちなみに6号機で最も高い機械割は地獄少女3の設定6で機械割114.99%。
どっちにしろ低設定しか打てない現実
6号機で緩和された規制(5号機と比較)
引き続き規制はありますが、ある程度緩和された規制もあるので、こちらも5号機と比べてみましょう。
1Gの純増数
5.5号機 | 純増2枚上限 |
6号機 | 純増に規制はない |
純増数は、6号機のメインとも言えるかもしれない緩和ポイントです。
5.5号機では規制により1Gあたり約2枚を超えるAT機が作れなくなりましたが、この規制が6号機では撤廃されたので、1G平均純増10枚も可能です。
ただ純増が増えても出玉試験にパスするような設計にしないといけないのである意味では罠なのですが…。
天井/ゾーンの復活
5.9号機 | 実質撤廃 |
6号機 | 天井復活/ゾーンもOK |
5.9号機と比べると、天井/ゾーンの復活は緩和したポイントと言っていい内容。
ただ6号機にゾーンはあっても連チャンはしにくい設計なので、逆にAT後即辞めみたいな状況が多くみられます。
有利区間中の設定差
5.9号機 | 有利区間中は設定差NG |
6号機 | 有利区間中でも設定差OK |
有利区間中の設定差については、5.9号機が悪過ぎたとしかいいようがない。
5.9号機って6号機になる前に、わざと6号機規制よりも悪く厳しいルールを敷いたとしか思えないのですが…同志いますかね。
ATの解禁
5.9号機 | ATはNG |
6号機 | ATがOK |
ATとARTの詳しい違いはここでは説明しません。
5.9号機ではATがNGとなってしまっていましたが、6号機で解禁されました。
やはり5.9号機の存在は…。
その他の6号機規制
・有利区間は最大4,000Gまたは純増2,400枚で終了(6.5号機より有利区間G数が変更)
・押し順ミスによるペナルティ
細かい規制は、6号機と6.1号機で変更がありますが、正直肝心の出玉性能はあまり変わらないので、ここで触れるのはこのくらいにしておきます。
6号機規制のまとめ
暗黒時代となるかもしれない6号機の規制について、出来るだけ簡潔にまとめてきました。
ポイント
・出率の上限と下限の規制がとんでもなく厳しい
・一撃2,400枚規制には落胆しかない
・6号機になって規制緩和した内容はあんまり緩和にはなってない
仕方がないとはいえ、規制続きで本当に先行きが不安になります。メーカー側も大変、稼働がつかないホールも大変、打ち手も大変な6号機。
このままホールに居続けても、面白いスロットと出会う事はないかもしれません。
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