NBAプレイヤーとして日本人歴代最長となる、4度のシーズンを戦ってきた渡邊雄太選手。
攻守にわたる献身的なプレイと優れたバスケIQが魅力で、代表ではエースの1人として活躍。
東京オリンピック2020ではダブルキャプテンの1人を担っており、現在の日本バスケットを語る上で外せない選手です。
そんな日本のトッププレイヤーでも、NBAでは生き残りを賭けたし烈な争いの中にいます。
チーム内でロスター枠を勝ち取れるか、さらにはプレイタイムを勝ち取れるのか、その一挙手一投足に注目したいですね。
本記事では、新シーズンの応援にあたり渡邊選手の来歴を簡単にまとめました。
また、応援ツールの1つとして、ブックメーカーをあわせてご紹介します。

渡邊選手と言えば電撃結婚をしたことでも話題をさらったよ!
公私ともにノリに乗ったシーズンを期待したいですね!

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もくじ
渡邊雄太(Yuta Watanabe)とはどんな選手?
渡邊雄太選手のプロフィール

出典 渡邊雄太公式Instagram
出身 | 日本 香川県 |
ポジション | SF |
生年月日 | 1994年10月13日 |
身長/体重 | 206cm/97.5kg |
高校卒業後にNBAを目指し渡米した渡邊選手。
プレップスクール(大学進学の準備学校)を経て、NCAA1部のジョージ・ワシントン大学へ入学します。
大学では1年時からシックスマンとして起用され、2年時にはチームの主力選手に。
最終学年にはキャプテンの1人を任され、チーム内トップの得点、リバウンド、ブロック数を獲得し、名実ともにチームをけん引しました。
大学卒業後、ブルックリン・ネッツの一員として参加したサマーリーグでの活躍が認められ、2018年にドラフト外からメンフィス・グリズリーズと2way契約。
同年10月にフェニックス・サンズ戦に出場し、田臥選手以来14年ぶり2人目となる日本人NBAプレイヤーとなりました。
4人家族は全員バスケットボール選手
1994年に2人兄弟の末っ子として生まれた渡邊選手の家族はバスケ一家でした。
父の英幸さんは日本リーグの熊谷組ブルーインズ、母の久美さん(旧姓:久保田)はシャンソンVマジック。
2歳上の姉・夕貴さんもWリーグのアイシン・エィ・ダブリュウィングス(現:アイシンウィングス)所属の経歴を持っています。
母の久美さんは、1983年に日本代表のキャプテンとして世界選手権出場。
1985-86シーズンにはリーグMVPを取得するなど、世代のトッププレイヤーとして活躍した選手です。
渡邊選手がオフに地元香川に帰り、両親揃って早朝からシュート練習をするというのは有名な話。
息子の夢を一番近くで応援し続ける両親の存在なしに、今の渡邊選手はありません。

渡邊選手は小さい頃からお父さんと毎日1,000本のシュート練習をしていたことも有名だよ!
シュートをするのももちろんですが、リバウンドをしてくれるお父さんも大変そうです!

順風満帆ではなかったバスケット人生

出典 四国新聞社 SHIKOKU NEWS
中学を卒業し、地元香川の尽誠学園に入学した渡邊選手。
1年時からスターター起用され、高校三大大会の1つのウインターカップでは特に印象的な成績を残しています。
▼尽誠学園ウインターカップ成績 (渡邊雄太在籍:2010~2012年)
ウインターカップ2010 | 3回戦進出 |
ウインターカップ2011 | 準優勝 (大会ベスト5受賞) |
ウインターカップ2012 | 準優勝 (大会ベスト5受賞) |
また、2年に進級した2012年4月には高校生初の男子日本代表候補に選出。
華やかな経歴とは裏腹に、高校進学の際には大きな挫折を経験したと自身のインタビュー(※1)で語っています。
数々の名門校の練習に参加するも「使えない」と言われ、入学を断られていたというから驚きです。
今でこそ206cmの恵まれた身長を持つ渡邊選手ですが、中学入学当時は160cmほどしかなかったのだとか。
高校進学時には190cmまで伸びますが、高校時代の指導者は渡邊選手のNBA入りの夢を真剣に受け止め、ドリブルやシュートのスキルを磨く練習をさせたそうです。
渡邊選手のオールラウンドなプレイスタイルや、あきらめずに継続するマインドの根源はこの時代に根付いたものでしょう。
渡邊雄太のNBA選手としての特徴
チームのために常にハードワークを惜しまないロールプレイヤー

渡邊選手の最大の特徴は、SG~Cまで守れるアジリティ(敏捷性)の高いディフェンス力。
バスケIQが非常に高く、ディフェンス面での知識や規律がしっかりしていて、チームのために常にハードワークします。
20-21シーズンの出場時間における平均移動速度を示すAVG SPEED。
平均出場時間10分を超える選手の中で見ると、渡邊選手は全体3位の4.68という高い数値を叩き出しています。
オフェンスでは、リバウンドや速攻に絡む献身性と豊富な運動量が魅力です。
SFとして求められるハンドリング力やパス力を持ち、カッターとしても有用。
近年では改善の傾向が見られますが、パワー面での見劣りが指摘され、密集したインサイドでは攻守に強みが出せません。
所属チームでの役割

出典 渡邊雄太公式Instagram
渡邊選手は、組織的なディフェンスをするチームで特に輝くタイプの選手です。
カバーディフェンスのタイミングが抜群で、オールラウンドなディフェンス力は常に一定以上の評価を受けています。
所属するブルックリン・ネッツは、守備的なイメージとはほど遠い攻撃型チーム。
ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ベン・シモンズのビッグ3を中心とするスーパースター集団です。
21-22シーズンにおける平均失点は、リーグ18位の112.1点とややディフェンスに問題を抱えるチームという印象。
ロールプレイヤーの価値はチームの戦術にどれだけフィットするかがすべてであり、渡邊選手にとって真価を問われるシーズンになりそうです。
渡邊雄太が所属するチームの状況
22-23シーズンに所属するBKN(ブルックリン・ネッツ)

近年のネッツは、かつてジェイソン・キッドが所属した黄金期から見て、長く低迷の時代が続いています。
2019年オフに大型補強を行った以降も、相次ぐ主力の怪我の影響から期待される成績を残せていません。
20-21シーズンは、プレイオフ中の主力の怪我でカンファレンス準決勝敗退。
満を持して挑んだ21-22シーズンもプレイオフ1回戦でセルティックスにスウィープ敗退と、長くカンファレンスを勝ち上がることができていません。
しかし22-23シーズンは、ジョー・ハリスやベン・シモンズの復帰、カイリー・アービングの離脱試合が減るなどの好材料が。
主力の離脱さえなければ、シーズンを通してかなりの好成績を残すのではないかと予想されます。
※追記 2023/2/4時点に32勝20敗と悪くない位置につけていたネッツですが、6日にアービングをマーベリックス、9日にデュラントをサンズへ放出。
トレードデッドライン前後でネッツはまったく別のチームとなってしまいました。
渡邊雄太選手でおすすめのスポーツベットの賭け方
日本人選手対決の試合に賭けてよりゲームが熱くなる

2022年現在、NBAを舞台に活躍する日本人選手は渡邊雄太選手と八村塁選手の2人のみ。
22-23シーズンのNBAでも渡邊選手擁するブルックリン・ネッツ、八村選手擁するワシントン・ウィザーズの試合があります。
すでに対決の日程は決まっており、具体的には下記の4日間。(表記はすべて現地時間)
2022/11/4(金) | 7:00 PM |
2022/11/30(水) | 7:30 PM |
2022/12/12(月) | 7:00 PM |
2023/2/4 (土) | 6:00 PM |
NBAのスポーツベットではすべての試合に賭けることができるので、試合の予想を楽しみながら日本人選手対決に熱くなることができますよ。
※追記 2023/1/23時点で八村選手もワシントン・ウィザーズからロサンゼルス・レイカーズへ移籍しました。
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どちらを応援していいか迷ってしまいます!
感情で選ぶのも冷静にデータから選ぶのも、どちらも面白いよ!

渡邊選手のプレイヤープロップ予想では高配当を狙えるチャンスがある

渡邊選手の特徴として、オフボールや守備での貢献など、スタッツに残らない仕事をハードにする選手です。
プレイヤープロップで賭ける場合の項目は主要スタッツ5部門の数値で、予想しづらい部分があるのは正直なところ。
しかし、試投数自体が少なく結果も荒れやすいため、その分高配当を獲得できるチャンスがあることも確かです。
安定した出場時間が約束されていないので、プレイヤープロップで賭けて出場しなかった場合どうなるの?と言った声もあると思いますが、そこは心配いりません。
プレイヤープロップ予想で選択した選手が出場しなかった場合、選択内容の結果に関わらずすべてのベットが無効になるため、積極的に賭けることができます。
※追記 2023年3月17日現在、NBAで3ポイント成功率1位の選手が45.9%ですが、渡邊選手はシーズン規定本数に到達していないもののそれを上回る46.1%と驚異的な数値を叩き出しています。
渡邊雄太選手に賭けるならマネーラインで勝つ

出典 渡邊雄太公式Instagram
ブルックリン・ネッツの21-22シーズンの勝率は44勝38敗。
これだけだと非常に判断がしづらいですが、チームのエースプレイヤーであるケビン・デュラント選手の存在に注目します。
デュラント選手は21-22シーズン途中に左膝のケガで約1ヶ月半の離脱があり、離脱期間中にチームは大きく戦績を落としています。
詳細は以下の通り。(非出場試合には故障時の21試合と別に、レギュラーシーズン中の欠場試合6試合を含む)
戦績 | 勝率 | |
ケビン・デュラント出場試合 | 36勝19敗 | 65.4% |
ケビン・デュラント非出場試合 | 9勝18敗 | 33.3% |
デュラント選手の出場有無で勝率が約2倍変わることがわかります。
単純な勝敗予想であるマネーラインで、デュラント選手の出場試合に絞って賭ければ高い勝率をあげることが可能です。
渡邊雄太選手出場試合を予想するなら、マネーラインで賭けるのが特におすすめ。
※追記 デュラント・アービングの2選手がトレードで放出されて以降、チーム状態は明らかに低迷しているため、マネーラインでのベットは様子見するのが賢明かもしれません。
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渡邊雄太選手とスポーツベットの注意点
直近シーズンではケビン・デュラントを含め相次ぐ主力の怪我により勝ちきれないチーム状況

出典 渡邊雄太公式Instagram
近年のネッツは、常に怪我人に悩まされるシーズンを送っています。
開幕前には多くの関係者から優勝候補の筆頭に挙げられながらも、主力の相次ぐ怪我など、不運な要素からチームの調子が上昇しません。
また、2022年のオフにはケビン・デュラントのトレード要求が報じられました。
最終的に要求は撤回されたものの、チーム全体にしこりがまったく残らなかったとは考えにくいでしょう。
成績がついてこない場合、チームが早々に空中分解してしまうなどの事態も懸念材料の1つです。
※追記 アービング選手の契約延長が不調だったことから、トレードデッドラインに一気に主力放出という最悪のシナリオが起こってしまいました。
シーズン佳境に向かう中でチーム状況もウイング過多になっており、残念ながら渡邊選手のプレイタイムは今後も絞られることが予想されます。
まとめ
小学生の頃に初めてNBAの試合を見た日からNBA選手に成るための努力を続け、幼い頃に描いた夢を叶えた渡邊選手。今もその夢の舞台で活躍を続けています。
渡邊選手は、自身のキャリアで厳しい状況から常に這い上がってチャンスをつかんでいる選手です。
プレイオフ、NBAファイナルへの進出など、その歴史にまた新たな1ページを刻んでくれるのではないかと期待せずにはいられません。
レギュラーシーズン中は、そんなことを考えながらスポーツベットで試合予想してみるのも面白いかもしれませんよ。
22-23シーズンも渡邊雄太選手から目が離せません。
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