楽天NBAアプリ(NBA Rakuten)に向けて、日本のNBAバスケファンから『ふざけるな』と、怒りの声があがっています。
日本国内初のNBAとのスポンサーシップ契約を結ぶなど、NBAファン拡大に貢献したともいえる楽天NBAアプリにいったい何がおきたのか?
なぜ楽天NBAは『ふざけるな!』と強い言葉を使ってまで酷評されているのかを、いくつかの項目にわけて解説します。
これだけ酷評されている、楽天NBAアプリ以外の方法でNBAのライブ配信を見る方法もありますのでご安心ください。
なかなか強い言葉で避難されるのは理由がありそうね
国内初のスポンサー契約は単純に凄い事に思えますが…。
もくじ
楽天アプリとNBAの関係性
楽天は2017-18シーズンから、日本企業としては異例となるNBA所属チームとのスポンサーシップ契約も発表し、ファンは驚きと期待に胸を高鳴らせました。
楽天とユニフォーム・スポンサーシップ契約したゴールデンスティト・ウォーリアーズ(以下GSW)ですが、GSWといえば、前年度NBAの優勝チームです。
実力、人気共に絶頂期にあるチームとのスポンサー契約は日本国内のニュースでも扱われ話題となりましたね。
楽天NBAアプリ以外でのNBA配信が終了
NBA との包括提携を発表しました。日本での独占放映権、ショッピング、他です。
アダム シルバー会長と記者会見。Announced strqtegic partnership with NBA commissioner, Adam. pic.twitter.com/6wmn6Msr8o— 三木谷浩史 Hiroshi (Mickey) Mikitani (@hmikitani) October 10, 2017
過去にNBAの試合は、民放放送やNHKでも放送した時代がありましたが、2017年以降テレビ放送はありません。
WOWOWもNBAの放送権を持っていましたが、こちらも2018年に終了しています。
理由としては、楽天がNBAの独占放送権を所持しているので、放送ができなくなってしまったからだと考えられます。
WOWOWは有料配信でしたが、民放放送やNHKでの放送は誰でも気軽に見る事ができたので残念ですね。
楽天がNBA配信を独占したデメリット
日本国内で初めてNBAに触れる人の機会が減少したのでは?と感じています。
独占配信となると、NBAという存在を知ったうえで、お金を支払いNBAの試合を見るという能動的な行動が必要になります。
著者である私自身も、中学時代に民放放送でNBAの試合を見た事がきっかけでNBAの魅力に引き込まれました。
かつての私のように、NBAの存在をまだ知らない若年層には、民放やNHKでのNBA放送の影響は大きいはず。
純粋にNBAファンを増やす事だけを考えれば独占配信はデメリットを感じます。
さっそくNBAファンが怒りそうな内容ですね…。
楽天NBAアプリが『ふざけるな』と酷評される理由
ここからは楽天NBAアプリ(NBA Rakuten)が酷評されている理由を紹介していきます。
独占配信をしているという事だけでも大きな批判があるようですが、それ以外の部分をピックアップします。
フルプライスのシーズンパスが高い
シーズンパスは全試合が視聴できる、年間視聴契約の事です。
画像ではシーズンプランは9,900円となっていますが、これはレギュラーシーズンが終了しプレーオフに突入した事による値引き後の値段で、通常は年間19,800円と高額。
1試合だけ見たい場合は550円で試合の視聴チケットを購入する事ができます。
月額でも2,640円と強気な金額設定です。NBAがないと生活できない、くらいのコアユーザー向けの金額設定にみえますね。
さらに2022年9月以降は価格変更し、シーズンプランが21,780円、月額が2,970円になっています。
▼価格変更後のリーグパス
余談になりますが、値引き後の価格設定にふざけるな、とツッコミたい。
シーズンプランの値下げタイミングはプレーオフが開始された4月中旬からですが、プレーオフ期間は4月中旬~6月中旬のおよそ2ヶ月間です。
値下げしたシーズンプランを契約するよりも、月額プランを2ヶ月間契約した方がどう考えてもお得。
価格設定を見るだけでも、楽天NBAの闇が見えてきました。
低額プランでは放送する試合数が極端に少ない
ハードルが高い全試合を配信する高額プランとは別に、月/1,000円弱で視聴できるベーシックプランもありますが、NBAファンからは酷評されています。
ベーシックプランは楽天がピックアップした試合を週に7試合だけ視聴できますが、このピックアップされる試合がなかなか酷い。
ピックアップされる試合のバランスが絶妙に悪く、酷評される理由になっています。
▼Bのマークが付いているのがベーシックプランで放送する試合
当然お気に入りのチームが選択できるわけでもないので、興味のないチーム同士の試合であれば時間をとってまで見る事はないでしょう。
また、NBAファイナルという最重要の試合すらもライブ配信されないというのは、シーズン契約との差別化だとしても満足できない内容です。
全部見たいなら年額2万円を支払え、という事ですね!
企業だから利益の追求は当たり前なのかもしれないけど…。
TEAM PASSプランの廃止
フルプライスだと高すぎるし、ベーシックプランだと好きなチームの試合を観戦できない。
そんなユーザーのために、選択したチームの全試合が閲覧できるTEAMPASS(チームパス)プランというものが存在していたのですが、こちらは2021年5月で廃止になりました。
お気に入りのチームを応援したいのであれば、フルプライスで満額支払えといわれているような気にもなってきます。ただの改悪です。
ちなみにチームパスの金額は年額15,400円、月額1,430円で、好きなチームの試合だけ応援したいという事であればフルプライスより若干お得な値段設定でした。
日本語実況が少ない
国内で独占放送をしているのに、日本語の解説実況をする試合がとにかく少ないのもふざけるなと言われる原因です。
その日に放送されるいくつかある試合の中で、1試合だけが日本語解説の試合になります。
NBAの試合は非常に複雑で、初見の方はどの選手がどのような特徴を持っているのか、またNBA独自のルールもわかりにくいので日本語解説はあった方が親切に視聴できるかと感じます。
高額なシーズンパスを契約しても日本語解説の試合は増えません。
偏ったチームの特集ばかり
楽天NBAアプリではニュースや特集記事を閲覧する事ができますが、このニュース系の記事も特定チームばかり特集され偏りがあります。
楽天がユニフォームのスポンサーになっているGSWの記事を中心に、人気選手がいる一部のチームだけがピックアップされているので、NBA全体の動向を網羅できていません。
NBAというスポーツ全体を知るためには、楽天アプリだけでは完全に足りません。正直個人ブログを運営されている方の方が情報も早く、広い範囲のニュースを紹介している事もあるくらいです。
シーズン途中の加入情報や、トレードの情報もかなり遅いのも不満の材料です。
専門アプリから発信される情報なら、全チームの情報が欲しいよね。
楽天NBAだけの独自コンテンツが更新されない
楽天NBA独自の特集記事があるのですが、2022年12月現在では最新記事が1ヶ月前で、その前になると3ヶ月以上前の記事です。あまり更新されません。
また、お笑い芸人や、日向坂46などのメンバーを呼び、楽天NBAアプリ内だけで公開されるテレビ番組風のコンテンツが過去にありましたが、こちらも一切更新されなくなりました。
とても国内のNBA配信を独占しているアプリだとは思えませんね!
楽天NBAはユーザーニーズを理解してくれない
記事と特集が人気チームに偏っているので、初めてNBAに触れる人には有名な選手を知るきっかけになるかもしれません。
しかし、いざ人気チームを見たいと思っても高額なシーズンプラン契約をしていなければ、その人気チームを見る事ができないし、日本語実況も少ない。
せっかくお金を出してNBAを見ようと思っても、日本語解説がなければ試合を理解できません。
さらに、ある程度NBAを見てきた人からすると、情報量がとてもじゃないが足りない。
全30チームあるなかで、楽天NBA内でニュースのメインは人気6チーム程度です。
そもそもコアなNBAファンじゃないとシーズンパスの契約に至らないはずなので、古参ファンのニーズを考えるべきです。
古参のファンからも新規のファンからも、『ふざけるな』と怒りの声があがるのは納得がいきます。
楽天NBAアプリを使いたくなくなる理由
記事コメントが荒れている
スポーツには熱狂的なファンがいるのは当然で、多少の言い争いはファン同士のコミュニケーションでもあり、スポーツの醍醐味でもあります。
しかし、楽天NBAのニュースコメントや、掲示板のコメントは荒れに荒れています。大嵐です。
管理をしていないのか、それとも荒れたコメントを容認しているのかわかりませんが、見るに堪えない低次元の罵り合いコメントの多さにガッカリします。
楽天NBAのアプリ内のニュースは特定チームの記事ばかりですが、その中でもレイカーズとネッツ記事にはアンチコメントが大量に投下される傾向があります。
チームの純粋なファンは、楽天NBAでニュース記事を見たくなくなるでしょう。
運営にはしっかり管理してもらいたいものですね。
アプリ内決済ができない
楽天NBAアプリは、プランを契約しようとしてもアプリ内で決済ができません。
WEB上にある楽天NBAのHPからログインをして、プランを選択して支払い画面へと遷移します。
アプリ内で決済できればスムーズなのに、わざわざWEBでHPを検索しなければ契約できないのは手間。
アプリ内で決済すると、AppやGoogle Playストアに手数料を支払う必要があります。
この対策かと考えられますが、ユーザー目線からするとこの手間は嬉しくありません。
また、プラン契約はクレジットカード決済のみの対応であり、自動更新である点と、解約もWEB上で解約をしなければいけない点も楽天NBAアプリを使いたくなくなる理由です。
楽天NBAになってから怪我人が増えた
直接的に楽天のせいではないのはわかっていますが、かつてないほどに怪我人が増えました。切り口の1つとしてこちらを紹介しておきます。
楽天とユニフォーム・スポンサー契約をしたゴールデンスティト・ウォリアーズの年表をみてみましょう。
年度 | シーズン成績 | プレーオフの結果 | 主な怪我人 |
2016-17年(楽天契約前) | 67勝15敗 | NBA優勝 | HCのヘルニア |
2017-18年(楽天契約後) | 58勝24敗 | NBA優勝 | カリー捻挫を複数回と膝の靭帯、デュラント肋骨骨折、クレイ指の骨折、ドレイモンド肩の故障、イグダラ左膝 |
2018-19年 | 57勝25敗 | ファイナル敗退 | カリー、デュラント、クレイ(大怪我) |
2019-20年 | 15勝50敗 | シーズン敗退 | カリー骨折、コロナウイルスの影響でシーズンが中断 |
2020-21年 | 39勝33敗 | シーズン敗退 | クレイアキレス腱断裂(大怪我)、ドラフト2位のワイズマンが大怪我、コロナウイルスの影響でシーズンが半分中止 |
2021-22年 | 53勝29敗 | NBA優勝 | ワイズマン怪我再発、カリー、ドレイモンド |
楽天契約前の17年度はシーズン67勝とほぼ無双状態で優勝しましたが、楽天契約後からは怪我人が増え、徐々に失速していき、19-20シーズンでは地の底まで落ちてしまいました。
主力のカリーはフルシーズン戦える健康体からは遠く、クレイトンプソンに関しては2年間以上試合に出場できない大怪我になっています。
極めつけは期待のドラフト2位、ワイズマンの手術。もう呪われているとしか思えない!
楽天NBA以外でNBAの試合を無料で見る方法
ふざけるな!と酷評されている楽天NBAアプリは、お金を支払ってまで無理に視聴する必要はありません。
ブックメーカーを利用すればNBAの試合は実質無料で視聴する事ができます。
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▼参考記事
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▼参考記事
>>スポーツベットの始め方、ブックメーカー登録の流れ、やり方使い方を解説!
まとめ
楽天とNBAが関連した歴史と、ユーザーを度外視した改悪を繰り返した、楽天NBAが酷評される理由を理解していただけたかと思います。
NBAジャパンゲームの開催や、メディア露出を増やした楽天の功績もみとめつつも、新規のNBAファンは有料の独占放送からでは難しいのではないかと危惧しています。
楽天NBAアプリは数十億規模の赤字との事なので、今後NBAからの撤退もあるかもしれません。
こちらも引き続き注目ですね。
追記 自動更新のお知らせなどの要素から楽天NBAの2023-24シーズン続投が濃厚になっています。
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