
今回は馬券の買い方・買い目に関して紐解いていきたいと思います。
100円からでも賭けることができる競馬には、人それぞれ十人十色の買い方があります。
単勝が好きな人もいれば、三連単を狙う人、複勝でコツコツ手堅く儲けようとする人と様々です。
何年やってもこの「買い方」が永遠のテーマなのではないかと思うくらい重要視しています。
明日からの一役を担えれば幸いです。

買い目、待ってました!
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もくじ
競馬の買い目と馬券の種類について
買い目とは、馬券の番号の組み合わせのこと

出走馬には必ず「馬番」という番号が振り分けられており、この番号の組み合わせを予想し、馬券を買います。
例えば1着の馬が④番、2着の馬が⑧番と予想した場合、馬単としての買い目は④-⑧となるわけです。
馬券には色々な種類がありますので、そちらも覚えていきましょう。
馬券の種類について

馬券の種類について、いくつかご紹介いたします。
単勝
単勝とは、出走する馬の中から1着を当てる投票方法です。
賭け方の中でもっともシンプルな馬券でありながら、競馬の醍醐味が詰まっているのは単勝のように思います。
複勝
複勝とは単勝とは違い、出走する馬の中から1着から3着以内の馬を的中とする投票方法のことです。
7頭以下では2着までの払い戻し、4頭以下では販売されません。
馬連
馬連とは、1着と2着になる馬の馬番号の組合せを的中させる投票方法のことです。
組合せとして当たっていれば良く、1着と2着の着順は問わないので、初心者でも手を出しやすい券種だと思います。
馬単
馬単とは1着と2着になる馬の馬番号を、着順通りに的中させる投票方法のこと。
着順を問わない馬連よりも難易度が高いですが、その分配当も上がる魅力的な側面もあります。
枠連(枠番号二連勝複式勝馬投票法)
枠連とは、1着と2着になる馬の枠番号の組合せを的中させる投票方法です。
組合せとして当たっていれば良く、1着と2着の着順は問いません。
出走する馬が9頭以上の場合で発売されます。
枠単(地方競馬における南関競馬(浦和・大井・川崎・船橋)・金沢競馬のみで発売されるもの)
枠単とは、1着と2着の枠番号の組合せを的中させる投票方法です。
馬単同様着順通り当てなければいけないもので、出走する馬が9頭以上の場合で発売します。
ワイド
ワイドは、3着までに入る馬2頭の組合せを馬番号で的中させる投票法のことです。
2着までの馬2頭の組合せを予想する、馬連よりも範囲を広げた投票。
出走馬が4頭以上の場合に発売され、組合せとして当たっていれば的中となります。
三連複(馬番号三連勝複式勝馬投票法)
三連複とは、「1着、2着、3着」となる馬の馬番号の組合せを的中させる投票方法です。
組合せとして当たっていれば良く、1着、2着、3着の着順は問いません。
三連単
三連単は、「1着、2着、3着」となる馬の馬番号を着順通りに的中させる投票方法です。
馬単同様で、三連複より難易度が高いものになります。
買い目と併せて知っておきたい「競馬の回収率」

回収率とは【払戻金額÷購入金額×100】で算出される数字です。
これが100%以上であれば「勝ち」であり、100%以下であれば「負け」ということになります。
例えば2万円買って、4万円の払い戻しになれば【4万円÷2万円×100=200%】です。
総購入金額に対しての回収率算出になりますので、儲かった金額=回収率ではありません。
当然、総購入金額が低い人のほうが回収率は良くなります。
例えば回収率150%にしたい場合、年間50万円購入している人は、払い戻し合計金額を75万円にすれば達成できます。
年間1,000万円購入する人は、払い戻し合計金額を1,500万円にしなければなりません。
購入金額が多くなるヘビーユーザー程、回収率の向上は難しくなっていきます。
>>競馬の回収率について詳しく解説!同時に買い方に関しても説明します。

ここ重要なところですね。僕でもわかります。
その通りだよ。しっかり覚えておこうね。

回収率を考えながら競馬の買い目を絞ろう!
まず、1,000円が2,000円になろうと、10,000円が20,000円になろうと回収率は200%です。
まずはここを理解した上で、買い目を組んでいくことが大事です。
単勝の回収率を含めた買い目の絞り方

当たること前提としてですが、以下の買い目の回収率は同様に300%です。
- 買いたい馬の単勝が3倍だった場合、1,000円賭ければ3倍の3,000円。
- 三連単30点に100円ずつ賭けて(合計3,000円賭け)、90倍の配当がついた場合9,000円。
回収率は同じ300%ですが三連単の場合、死票の点を考えれば29点がハズレ馬券です。
またハズレた場合、単勝の場合は-1,000円ですが、三連単だと-3,000円損してしまいます。
この点考えると、長い目で見れば買い目を削る作業が必要になるわけです。
ワイドでの回収率を含めた買い目の絞り方

上記買い目を絞り単勝1点で勝負したが、馬券内に来たのにお金に出来ないのは勿体ない。そこでワイドを使ってみましょう。
意外と1番人気の馬から2、3番人気に流しても、3倍以上もらえることがあります。
直近で3倍程度の人気馬が勝ち馬となり、人気サイドで決まった例で、わかりやすいレースがあったのでそれをもとに買ってみます。
2022/10/9 東京11R 毎日王冠 人気・オッズは以下の通り
③サリオス | 3.0倍 |
⑤レイパパレ | 4.7倍 |
⑨ジャスティンカフェ | 5.9倍 |
④ダノンザキッド | 6.7倍 |
②ノースブリッジ | 6.8倍 |
▼サリオス絡みのワイド人気順
③-⑤ | 3.3~3.7倍 |
③-⑨ | 3.6~4.0倍 |
②-③ | 3.6~4.1倍 |
③-④ | 3.8~4.2倍 |
人気馬4頭に流しても3倍は切っていないオッズでした。
ただ単勝を含めて買う場合、単勝オッズは3倍でワイドの下限は3.3倍と考えると2点までは買える計算になります。
レース結果は以下。
この順番で決着でした。
サリオスの単勝とG1馬の人気馬⑤レイパパレ、④ダノンザキッドへワイドを買った場合、単勝3倍に400円。
ワイド③-④⑤を300円ずつ買ったとして、単勝とワイド③-④が的中し、払い戻しは2,340円です。
サリオスが1着を取り損ねワイド③-④しか当たらなかったとしても、1,140円の払い戻しが得られ、勝つことが出来ます。
仮にレイパパレが馬券内に入ったとして、サリオスも勝てば馬券的には総取りとなるので伸びしろはあるかと思います。
基本人気サイドからのワイドは安い配当になりがちなのでお薦めはできませんが、レベルの高い馬が集まったトライアルであるならば、このオッズでも御の字かと思います。
馬単と三連複は慣れて来てから

単勝を買うのは勿論のこと、ワイドの使うタイミングが分かってきたら、いよいよ三連複や馬単の出番です。
基本的に馬券の展開の仕方は下記のようなものだと考えます。
- 単勝→馬単→三連単
- 複勝→ワイド→三連複
馬連は単勝と複勝とワイドのあわせ技のように思っているので、別の枠組みに思っています。
ワイドが当たるようになれば三連複に変換し、単勝が当たるようになれば馬単を使ってみるのおすすめ。
ただし、人気サイドで決まれば安くなり、死票も増えてしまうデメリットもあるので、予算が少ない方はお薦めできないのが本音です。

夢を追って三連単ばかり買ってしまっていました…
それでこそアマギなんだけど、これからは考えていこうね。

予算の話から派生して、資金の管理について

使える金額は人それぞれです。お小遣いの中で競馬をする、なんて人も多いのではないでしょうか。
例えば、週におおよそ7,000円競馬に使えると仮定します。
この「7,000円」の使い方は変わってくると思っています。
例えば1日1,000円ずつ7日で7Rやりたい方もいれば、3,500円ずつ2R、7,000円で1R。
仮に1R1,000円ずつ購入するのであれば、「当たったら1,000円の配当を超える」ことを意識しなければいけません。
本命が1着だった場合、1,000円を超す配当にしていきたい

2022年の秋華賞を元にして購入してみたいと思います。勝ち馬スタニングローズを本命にして単勝は5.7倍。
1,000円分買う場合、単勝に200円入れれば1,140円の払い戻しが得られますよね。
そのため残り800円分の8点を馬連なり、三連複を買うことが出来ます。
分岐は単勝200円、他券種8点です。
また2022年の毎日王冠では、サリオスの単勝オッズは3倍なので単勝は400円購入が必須となり、他券種は6点になります。
スタニングローズの単勝を買う場合、他券種は8点までです。サリオスの単勝を買う場合、他券種は6点まで。
この意識が大事ですので、覚えておきましょう!
取りガミを怖がってはいけない。ガミってもヒラ買い推奨です。

馬券購入や回収率に対するネットでの記事をよく目にします。
「取りガミをしないような買い目になっていないか?」なんてことが書いていますね。(ガミると呼ぶケースが多い)
取りガミとは、馬券が当たったときに回収金額が投資額を下回ることです。
しかし、反論・批評含め諸々受け付けますが、「ガミってもヒラ買い」を推奨しています。(ヒラ買い=均等買い)
これは本命が勝ったときの単勝や、保険として押さえた三連複がガミになっても良いと言っているわけではありません。
プラスアルファ狙いの馬連や三連複を買った場合に、跳ねさせるように買うのも有りなのではないかと考えているからです。
いまSNS上でのnoteやBookersでの競馬予想師が増えていますが、「高目的中です!」と言っている割には買い目の傾斜を促していたり、ガミることが悪のように伝えがちです。
高目の概念とは?と思うことが多々ありますね。
>>競馬のガミる(トリガミ)とは?ガミらないための方法はブックメーカーにある!
取りガミを嫌がると投資額が増えることを気付かないといけない

2022/9/11に行われたセントウルステークスで、メイケイエールの単勝が1.7倍では買えないので、券種で配当を跳ねさせる考え方です。
思いつくのはメイケイエールから人気5頭へ流し馬単で跳ねさせ、三連複で押さえる買い目です。
三連複は人気分け合うソングライン、CBC賞でレコードを出し高速馬場対応可能のファストフォースを2列目に置いた⑤-⑪⑫-⑦⑧⑨⑪⑫の7点。
セントウルステークス人気・オッズ・資金配分に関しては以下の通り
⑤メイケイエール 1.7倍
⑪ソングライン 3.2倍
⑨ダディーズビビット 12.9倍
⑦サンライズオネスト 13.4倍
⑧モントライゼ 17.2倍
⑫ファストフォース 20.7倍
▼馬単オッズ
⑤→⑪ 3.9倍 | 200円 |
⑤→⑨10.1倍 | 100円 |
⑤→⑦ 12.8倍 | 100円 |
⑤→⑧ 16.1倍 | 100円 |
⑤→⑫ 20.8倍 | 100円 |
▼三連複オッズ(⑤-⑪⑫-⑦⑧⑨⑪⑫)
⑤-⑨-⑪ 7.2倍 | 300円 |
⑤-⑦-⑪ 8.4倍 | 300円 |
⑤-⑧-⑪ 11.3倍 | 200円 |
⑤-⑪-⑫ 13.5倍 | 200円 |
⑤-⑨-⑫ 35.3倍 | 100円 |
⑤-⑦-⑫ 41.2倍 | 100円 |
⑤-⑧-⑫ 53.4倍 | 100円 |
結果⑤-⑫-⑦だったので馬単と三連複が100円ずつ的中し、回収金額は6,200円となりました。
これでも優秀ですが、ヒラ買いで100円ずつ購入した場合、馬単5点・三連複7点の12点1,200円が6,200円になりました。
ガミるのを嫌って1,900円に対し嫌わずに1,200円になることを考えると、低予算の場合的中率約20%前後と考えると後者のほうが良いのではないか?と思うことが多々ありますね。
取りガミを嫌うと高配当も霞むか

次は5,000円購入する場合を考えてみます。
セントウルステークス人気・オッズ・資金配分に関しては以下の通り(ヒラ買い配分)
⑤→⑪ 3.9倍 | 1200円(500円) |
⑤→⑨ 10.1倍 | 400円(500円) |
⑤→⑦ 12.8倍 | 300円(500円) |
⑤→⑧ 16.1倍 | 200円(500円) |
⑤→⑫ 20.8倍 | 200円(400円) |
▼三連複オッズ(⑤-⑪⑫-⑦⑧⑨⑪⑫)
⑤-⑨-⑪ 7.2倍 | 700円 |
⑤-⑦-⑪ 8.4倍 | 600円 |
⑤-⑧-⑪ 11.3倍 | 500円 |
⑤-⑪-⑫ 13.5倍 | 400円 |
⑤-⑨-⑫ 35.3倍 | 200円 |
⑤-⑦-⑫ 41.2倍 | 200円 |
⑤-⑧-⑫ 53.4倍 | 100円 |
三連複はガミらないように、馬単もおおよそ同じ金額が返ってくる配分にしてみました。
回収金額は12,400円となりましたが、上記の通り馬単をヒラ買いして三連複は元返しで買った場合、回収金額は16,560円です。
確かに人気サイドで決まった場合、購入金額をしっかり傾斜かけたほうが良いときもあります。
しかしセントウルステークス自体の位置づけは、スプリンターズステークスのトライアルレースです。
トライアルは基本的に有力馬であれば次走への叩き台にするケースがあるので、荒れることもしばしばあるレースなわけです。
それを踏まえると、「穴馬が入ったときの高目のオッズで回収金額を増やすこと」を求めても良いレースでした。
そのため、一概に取りガミを嫌う必要はあるのか?と疑問を唱えた次第であります。
競馬ではレース選びを間違わないようにしよう

セントウルステークスの位置づけを前章でお伝えしましたが、レース選びを間違わないことも買い手の力量が問われます。
例えばG1だからといって、購入金額をドーンと増やして購入してはいないでしょうか?
当日の馬場傾向や天気・風、レースを行う競馬場他、様々な要素を加味した上で的中させることは中々至難の業だと思っています。
勝ち上がれないで3歳後半の夏場まで残った馬たちのフルゲート未勝利戦も、どの馬も勝ちたいので難しいです。
このようなレースのレートを下げる、また見送ることも必要と考えます。
やるべきレースを吟味していきましょう。
人気がない馬は我々が決めている

「10番人気以下は買い目に入れない」「このレースは2番人気が好走する」。これもネットなどで見る言葉なのですが、かなり気になる事が多々あります。
2022年G1においても、1番人気が秋華賞で15連敗となりました。
ただ考えてもらいたいのは、人気は誰が決めているのでしょうか。それは我々ユーザー(馬券購入者)です。
こちら側が決めている人気なのに、○○の人気以下だから買わない。なんていうのはナンセンスだと思っています。
人気の乖離がある馬を見つけるのが楽しくなってきたら、馬券への落とし込みも上達するかもしれませんね。

言われてみればその通りですよね。ちなみに僕は秋華賞で当たったことはありません。
…

まとめ
正解のないのが買い方であり、予想が当たっていても買い方がハマらなければ的中になりません。
それほど重要視してもらいたいものです。
買い方一つで1,000円が0円や、2,000円にもなりうるので、とにかく自分の買い方を身に着けてほしいと思います。
今回の記事を簡単にまとめると以下。
ポイント
- 買い目を絞る
- ワイドを買ってみる
- 馬単や三連服に変換してみる
- 取りガミを怖がらない
- レース選びを間違わない
- 人気は人が決めているもの
これから馬券を購入する方はこれらを覚えておきましょう。ちなみに著者がいまハマっている回収率の上げ方は、「単勝1点買い」です。
競馬の原点に帰って、1着を当てたいという気持ちになっています。
競馬初心者の方は、この記事を参考に、買い目について考え直すキッカケになれば嬉しく思います!
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