
今回はローカルだからと平坦と思われがちですが高低差があり、小回りらしくスパイラルカーブ採用の福島競馬場にフォーカスしていきます。
また外差しが有利になるというのも福島競馬場の特徴です。
各コースの特徴や狙い馬についても解説していますので、詳しくは本文をご覧ください!

今回は福島競馬場についてですね!
ローカル競馬場だけど、しっかり覚えておこうね♪

もくじ
福島競馬場とは?

福島競馬場とは、福島県福島市松浪町にある競馬場です。
JRA(日本中央競馬会)の中ではとてもコンパクトな作りのコースですが、アップダウンが設けられています。
さらに後半には、コーナーの入りがゆるやかで出口が急なスパイラルカーブを採用しているので、ゴール前に着が入れ替わる場面もよく見られます。
福島競馬場の特徴と基礎知識について
ここからは、福島競馬場の特徴について解説していきます。
(スパイラルカーブとは、コーナーの入りがゆるやかで、出口が急なカーブのこと)
ローカルといって逃げ一辺倒ではない?福島の芝コース

出典:JRA
高低差は1.9mと平坦ではないことがわかります。
ゴール板を基準に2コーナーへかけて緩やかに1.7m下っていき、向正面では一変1.3mの上り坂が待ち構えています。
その後4コーナーから直線途中にかけて再び緩やかな下り坂となり、ゴール前で今度は1.2m上るという構造です。
高低差はさほどではありますが、2回アップダウンがあるローカルにしては珍しい構造になっています。
また直線の長さは292mと小倉競馬場と同等ではありますが、雨季や開催日程によっては【差し馬台頭】のケースもあります。
4コーナーはスパイラルカーブ採用でもあるので、勢いがついたまま直線に向くかたちになります。
逆にダートは行ったもん勝ちの福島
起伏は芝コースと同様であり、直線の長さは295.7mになります。
芝は時期や開催によって狙う馬を買いたいところではありますが、ダートコースに関しては【逃げ馬優勢】であります。
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ダートでは逃げ優勢!これは覚えておくんだよ。
わかりました!

福島競馬場の仮柵の移動時期

基本的に競馬場に関しては、芝保全のため内ラチの仮柵が時期によって移動していきます。(ラチとは競馬場最内にある柵のこと)
この移動時期は「○回福島2日目」や「○回福島8日目」と言われます。こちらは開催毎に移動されるものです。
基本的に8日間で1開催とカウントし、春夏秋の3回開催で行われA・Bの2コースで開催します。
福島競馬場の2つのコースについて

- 1回開催 前4日Aコース・後2日Bコース
- 2回開催 前4日Aコース・後4日Bコース
- 3回開催 前4日Aコース・後2日Bコース
コースについて
- Aコース(内から0m地点に仮柵が設けられる)
- Bコース(Aコースより2m仮柵が外側へ移動。ただし3~4コーナーにかけては2.5m)
芝キレイに保たれている場合、内枠有利。
仮柵が移動したばかりの週は、ラチ沿いの芝はキレイに保たれています。
これにより【内枠、または内を通れる馬は有利になる】のです。
荒れていない馬場を通れる馬は有利になるので、しっかり覚えておきましょう。
福島競馬場の芝コースの解説と狙い馬について

芝1,200mは逃げを狙う・他場敗退からの巻き返しも
主な重賞 | 福島2歳S【OP】等 |
向正面のポケットからスタートとなり、緩やかな上り坂があり、緩やかに下るコース形態。
1コーナーまでの距離は415mと長いためペースが早くなりがちに思われますが、上り坂がある点から隊列は早々に決まりがちです。
過去3年で見ても【逃げ・先行馬有利】は一目瞭然です。
単勝回収率で見ると、逃げ馬は238.1%、先行馬は103.3%となっており、複勝回収率も100%を超えているのは逃げ馬で158.1%となっています。
ただし、多少なりともアップダウンがありスタミナも求められるため、安易に馬券を買うのは禁物です。 コース形態的に【阪神1,400mからの短縮】や、【中山の急坂で止まった馬】等の巻き返しがありそうです。
芝1,800m上がり不問のスタミナ勝負
主な重賞 | 福島牝馬S【G3】等 |
コース形態の説明をした通り、1.9mながらも1周は2回アップダウンを繰り返すため、他場の1,800mとは条件が異なります。
これは中山芝1,800mや東京2,500mもスタミナが必要なのと同じ原理です。
小倉競馬場や中山競馬場でも説明した通り、小回りになるとロングスパートになりがちです。
ただ、そのスパートが始まりだすところで向正面の上り坂があるので、スタミナがないと最後まで脚が持たないことになります。
上記の通り【中山1,800m好走馬】や【2,000m以上好走馬】を狙いたいところです。
芝2,000mも1,800m同様の狙いでスタミナ自慢狙い
主な重賞 | 七夕賞【G3】等 |
上記1,800mでも説明した通り、2度のアップダウンがある1周コースになります。
そのため狙い方は1,800mと同じで構いません。
スタミナ勝負持って来いの【中山・阪神・小倉2,000m以上好走馬】を狙っていくことをイメージが付くかと思います。
東京競馬場や新潟競馬場は上がり勝負になりますので、全く別物になります。
そのため上がりを使って勝ってきた馬が福島で好走できる。は必ずしもイコールではないので頭に入れておきましょう。
芝2,600mは上り坂4回、長距離実績のある馬を狙う
主な重賞 | 特になし |
道中のアップダウンが4回の2,600m戦は、スタートが上り坂の分ペースは前半からゆったり流れます。
ハイペースでのレースは考えづらく、隊列が決まったままの【先行決着】が目立ちます。
また過去に【同条件で好走した馬・中山や阪神といった起伏のあるコースでの長距離実績を重視】して、馬券を組みたいところです。
時期によっては全く別の馬場になる福島
開催前半はとにかく内がよく、逃げ先行で決まるレースが多くなります。
ただし、開催が進むに当たり一気に外差し馬場になるのも福島の特徴です。
騎手もそれはわかっていますから、内を大きく空けて回ってきたりすると、外を狙ったのに内で決まってしまうこともあります。
夏場の2回開催や開催後半、馬場が渋った後の開催は慎重に行きたいところではあります。
福島競馬場のダートコースの解説と狙い馬について

ダート1,150mは圧倒的に逃げ、先行馬が有利
主な重賞 | 特になし |
JRA唯一の1,150m戦は芝スタートとなっており、他場のおさらいから外枠優勢に思われるでしょう。
しかし、3コーナーまでの距離が約480mもあり、上り坂をひとつ越えるとなると内枠も出していけば被されずに競馬ができます。
また逃げ馬で39%、先行馬で12%の勝率。単複回収率がともに100%超えているため、圧倒的【逃げ・先行馬有利】になります。
ダート1,700mは平坦ではないコースを攻略せよ
主な重賞 | 特になし |
平坦に思われやすい福島ですが、1,700m戦の条件はスタートから上り坂を迎え1コーナーで下ります。
向正面で再度上り、3コーナーから直線にかけて緩やかに下りながら、再度坂を上る構造です。
どこの競馬場と似ているでしょうか?【中山競馬場の1周ダート】ですよね。
もちろん、高低差は中山程ではないにしろ細かいアップダウンが特徴のコース。
狙うのであれば、少し長めの距離の実績があったほうが良いと思います。
中山実績はもちろんですが、【1,800m~2,000mで好走している馬】を狙いたいところです。
また、なかなか【逃げ・先行馬が止まらない】パターンも多々見受けます。
ダート2,400mも考えることはスタミナ勝負
主な重賞 | 特になし |
ダート1,700mでも書いた通り、コース形態は中山に似ています。ただ、坂は中山ほど急ではありません。
芝2,600m同様、向正面の上り坂を迎えるスタートになっており計4回超えます。
ここでもやはり【長距離実績】や【中山2,400m好走馬】を見つけたいところです。

開催されるレース数も多くないから、よく覚えておこうね!
これくらいなら僕も覚えられます!

まとめ
ローカルであれば前目で競馬ができる馬を狙っていくのが定説ですし、実際数字面でかなり秀でている競馬場です。
その中でも、ヒントになるのは【ローカルなのに平坦ではない】というところではないでしょうか。
ただ、ダート1,150m戦では露骨に現れているので妙味が少ないのも確かです。
また、芝はいきなり内が使えず外差し祭りが始まる福島競馬場。特に記載の通り、夏場がこの様になるケースが多く感じます。
開催が進みに連れて馬場の変化も著しいため、「馬場の状況をいち早く察知すること」が必要になってくるので、無理のないように手を出すのもひとつの手かと思います。
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