競馬

東京競馬場の特徴とは?距離別の買うべき馬についても詳しく解説します!

2022年6月8日

東京競馬場の特徴とは?

今回はメイン競馬場の中から芝7レース、ダート1レース、あわせて8レースのG1が開催される東京競馬場にフォーカスを当てて攻略していきます。

G1の中でも特に主になる「日本ダービー」「オークス」「ジャパンカップ」などのレースがある東京コース。

知っておいて損はない、注目の内容をお送りします。

椿

今回は東京競馬場について解説して行くよ。

東京競馬といえば日本ダービー!攻略について知りたいです!

アマギ

東京競馬場(とうきょうけいばじょう)とは

東京競馬場

東京競馬場とは東京都府中市にある競馬場で、所在地から「府中競馬場(ふちゅうけいばじょう)」とも呼ばれています。

日本ダービーやジャパンカップをはじめ、数多くのビッグレースが開催されているので、日本を代表する競馬場のひとつです。

東京競馬場には公園や100軒近い軽食売店、レストランがあるのでお出かけスポットとしても人気ですよ。

東京競馬場の特徴と基礎知識について

東京競馬場

東京競馬場の特徴としては「左回り・大箱コースであり、直線距離が長いコース」ということがあります。

ここからは、東京競馬場のコースについて詳しく解説していきます。

東京の芝のポイントは「2つの坂」と「525mの直線」

東京の芝のポイントは「2つの坂」と「525mの直線」

出典:JRA

大箱コースらしくコーナーは緩やかな設計で、高低差2.7m、直線の長さは「525.9m」に及びます。

差しや追い込み競馬が見られるのも東京コースの魅力で、気持ちの良い直線一気が見られるコースです。

ゴール地点から向正面半ばにかけて高低差1.9mの長い下り坂が続き、3コーナーの手前には、1つめの高低差1.5mの上り坂が待ち受けます。

最初の坂を上った後は短い平坦を挟み下り勾配が続き、4コーナーの手前からは再び若干の上り勾配に。

直線は残り460m地点から、300m地点にかけて2つめの上り坂があります。高低差は2mに及び、この坂を上り切った後も300m走ってようやくゴールにたどり着きます。

芝を上回る「直線の上り坂」のためハードなダートコース

全体高低差2.5mであり、基本的には上記芝同様の形態と変わりません。

しかし、直線の上り坂が芝を上回る「2.4m」とかなりハードコースになります。

直線の長さ501.6mと芝同様、直線の末脚勝負が見られるコースですね。

アマギ

高低差はあまりないんですね。

そうだね。その代わり直線が長いから、見ごたえのあるレースになることも多いよ♪

椿

東京競馬場の仮柵の移動時期

中山競馬場の仮柵

芝保全のため内ラチの仮柵が時期によって移動していきます。(ラチとは競馬場最内にある柵のこと)

この移動時期は「○回東京2日目」や「○回東京8日目」と言われます。こちらは開催毎に移動されるものです。

基本的に8日間で1開催とカウントしますが、東京は少々変速気味なので下記をご覧いただければと思います。

また大箱コースらしくA~Dの4コース使用され、開催毎にどこのコースなのか気にするようにしましょう。

東京競馬場の4つのコースについて

仮柵

東京競馬場は4コースあり、仮柵が動く時期も開催中に変わることがあります。

ポイント

  • 1回開催 全8日Dコース
  • 2回開催 前半6日Aコース・後半7~10日Bコース・後半11~12日Cコース
  • 3回開催 前半4日Cコース・後半4日Dコース
  • 4回開催 前半7日Aコース・後半2日Bコース
  • 5回開催 前半4日Bコース・後半5日Cコース

コースについて

仮柵とコース

  • Aコース(内から0m地点に仮柵が設けられる)
  • Bコース(Aコースより3m仮柵が外側へ移動)
  • Cコース(Aコースより6m仮柵が外側へ移動)
  • Dコース(Aコースより9m仮柵が外側へ移動)

このように仮柵が移動しています。

仮柵が移動した週は内有利

仮柵が移動したばかりの週はラチ沿いの芝はキレイに保たれています。

これにより荒れていない馬場を通れる馬。すなわち【内枠、または内を通れる馬は有利になる】のでしっかり覚えておきましょう。

また、2回開催は4回前半以来のAコース使用になるのでより注意が必要かもしれません。

東京競馬場の芝、ダート、距離別の狙い馬について

ここから東京競馬場のコース別に狙いたい馬の解説をしていきます。

末脚がスパッとキレる差し追い込み馬を狙え

競馬

直線が長い東京コースで直線にも坂があるため、お終いの脚が使える(キレるともいう)馬を狙いたいところです。

力勝負になることも多々あるので、総合力も大きなファクターになります。

豪快な差し切りも見られるので、中山や阪神内回り、ローカルコースなどで差しや追い込みが届かなかった馬の巻き返しが下級戦では要チェックです。

椿

ここから東京競馬場の狙い馬を紹介していくね。

待ってました!

アマギ

芝1,400mは前半が緩む後傾ラップ・上がり持ちの馬を狙う

主な重賞京王杯SC【G2】・京王杯2歳S【G2】等

スタートから3コーナーまでの距離が近い1400m戦は、前半が緩む傾向にあります。

加えて直線が長いことから先行馬がなかなか行きたがりません。

そして上がりを求めるため、狙いたいのは【上がり持ちの馬】です。(上がりとは後半3Fの速さ)

ただしこれが道悪で時計が掛かると長い直線で脚が止まることから、マイル以上の距離から短縮した馬をねらってみるのもひとつの手です。

芝1,600mは総合力勝負・スプリント色なのか2,000m色なのか横の比較で見抜け

主な重賞ヴィクトリアマイル【G1】・安田記念【G1】・NHKマイル【G1】等

力勝負に思われがちですが、意外と紛れがあるのが東京マイル戦。

過去10年で見ても東京マイルG1のマイル戦は、なかなか人気通りに決まりません。

それは一概に上がり勝負・スピード勝負にならないからと推測します。

前走1,200mや1,400m、2,000mからの参戦も多く、横の比較がかなり大事になるでしょう。

出走馬を見比べて断続的なペースが刻まれる【持続力勝負】なのか、緩んだ後半勝負の【上がり勝負】なのか。

見抜くことで買う馬が見えてくると思います。

芝1,800mは前目で上がり持ちを狙う

主な重賞毎日王冠【G2】・東スポ杯【G2】等

スタート後2コーナーが近く、隊列が早く固まりやすい1,800m。向正面が長いため、遅いペースで流れることが多いです。

直線に入ってからの「ヨーイドン」とレースが動くため、【前目につけられる上がり持ちの馬】を狙いたいところ。

ただ重賞になればペースが流れる分差し馬の台頭があります。

また大橋巨泉さんが残した名言で「府中の1,800展開いらず」というのがあります。

メンツが揃えば、それこそ強い馬が強いレースをできる舞台設定です。

近年で言えば、2019年東スポ杯のコントレイル・2020年毎日王冠のサリオスなんかが強いレースをしています。

芝2,000mは上がり勝負・マイラー実績馬台頭

主な重賞天皇賞・秋【G1】・フローラS【G2】

天皇賞秋が良い例ですが、上がり勝負になることが多いです。

中盤も締まったラップになりやすいため、道中の追走スピードも必要でしょう。

【前半が緩み→中盤締まり→後半上がり勝負】この図式になるわけです。

マイル戦同様、2,000mにはマイルから2,000m以上からの馬様々の出走になります。

裏を返せば前半速くなりそうな場合、中距離実績馬の台頭もありますが、近年はマイラー色が強いです。

芝2,300mは施工が少ない為、見送り

主な重賞特になし

年間2,3Rしか無いため見送ります。

芝2,400mはレースによって狙い方を変える

主な重賞東京優駿【G1】・優駿牝馬【G1】・ジャパンカップ【G1】

レースレベルによって狙い方がかなり変わるのが2,400mです。

まずは3歳戦なのか、古馬戦なのかから入ります。(古馬とは4歳以上のレース)

3歳戦

上記記載のダービーなどのG1レースがメインで、レースによって狙う馬が変わります。

3歳G1のダービーやオークスに関しては、2,400mを初めて走る馬が大半を締め、基本的にはゆったりしたペースで流れやすいです。

人間に例えると、初めて走る長さの距離はペースを上げづらいのは容易にイメージができるかと思います。

近年傾向で言えば【オークスは桜花賞組・ダービーは皐月賞組】とクラシック路線を走ってきた馬を評価することが大事。その中で優劣をつけることがポイントになると考えます。

意識しているのは【桜花賞・皐月賞の差し損ねた馬】が、台風の目になるかもしれません。

古馬戦(4歳以上のレース)

ジャパンカップなどの古馬戦は、道中締まったラップになりやすいのが特徴。

【持続力勝負】になりやすく、結果過去実績上位馬の好走が目に付きます。2021年のジャパンカップはなかなか良いレースでしたね。

芝2,500mは長距離実績・非根幹距離好走馬を見抜く

主な重賞目黒記念【G2】・アルゼンチン共和国杯【G3】

上り坂が始まる地点からスタートし、向正面3コーナー手前で上り坂、再度直線の上り坂です。つまり2,500mの場合、「3度」上り坂を越えなくてはいけません。

経験のない馬には厳しいコース形態になり、結果的に経験値が求められるでしょう。

よって長距離実績が重要です。

例えば【同舞台2,500mや中山2,500m。阪神3,000m等で好走した馬】たちを狙いましょう。

芝3,400mは意外と上がり持ち狙い

主な重賞ダイヤモンドS【G3】

施工が少ない分狙い方を簡単に解説します。

長距離でスタミナ勝負と思われがちですが、このコースは道中スローの後半上がり持ちの好走が目立ちます。

そのため【上がり持ち馬】を狙うのがおすすめです。

芝に関して

狙う馬がわかったとしても、やはり馬場を見抜けないことには馬を狙えないことも多々あります。

コース替わりで内が良くなったのか、使い詰めて外が有利なのか。目で見て当てはめていきましょう。

ダート1,300mは差し馬を狙え・他場で差せなかった馬にも光が

主な重賞特になし

スタートから300mほどで3コーナーを迎える1,300m戦は、ポジション争いが激しくなります。

そのうえ500m以上ある直線に加えて、上り坂があるため、先行争いした馬たちが最後止まって差される。なんていうのが多々見られます。

そのため【上がり持ちの差し馬】を狙いたいところ。

他場で差し損ねた馬たち、特に前が残る中山1,200mで差せなかった馬たちは、穴目として高配当に導いてくれるかもしれません。

ダート1,400mは1,300m同様の狙い方

主な重賞根岸S【G3】他

1,400m戦も100m伸びただけで1,300mと考え方は変わらずペースが速くなりやすいため、前の馬が止まり、差し馬が差してくる構図になります。

よって狙うは【上がり持ちの差し馬】です。

1,600mは唯一の芝スタート・東京巧者を見抜け

主な重賞フェブラリーS【G1】・武蔵野S【G3】他

中山1,200mの芝でも述べた通り、芝を走る距離が長い外枠が有利に働きます。

狙い方はやはり差し馬ですが、パワー勝負にもなるマイル戦のため、【過去同コース好走実績】がほしいところです。

高速決着も目立つので、東京マイルに対応できる馬を買いたいです。

2,100mは内前でレースを運べる馬・リピーターを狙え

主な重賞ブリリアントS【リステッド】他

好走例を見ても前が残りやすい条件の2,100m。ハナに行けるテンの速さがほしいところです。(テンとはスタートの脚力)

またこの条件の出走馬を見てもらえると分かる通り、同条件を使う馬が多数います。

狙いたいのは【テンの速さがある、同コース好走した馬】でしょう。

まとめ

やはり大箱・直線が長い東京コースのため、差し追い込み馬の活躍が目立つコースになります。

また、G1開催が多いため、年間で目にする回数も多いかと思います。

コース特徴はあくまで特徴であるがゆえに、東京コースで走れる力の馬を見抜くことが大事になってきます。

中山コースで好走したけど東京コースで凡走。というように適正を見抜いていくことが馬券の近道になると考えます。

狙った馬の直線一気が見られると気持ちのよいものです。

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